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間違いだらけのゴルフクラブ選びと上達方法 クリーブランド
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クリーブランド
スリクソンに買収されたこともあり、今後の動向は読めませんが、これまでの流れでクリーブランドを評価すると、ゴルフメーカーとしての泥臭さが見える、玄人的な組織であるという印象が持てます。
変形ヘッドとしてマーケットに風穴を開けたハイボア。実はその形は約20年前に私の職場で見ていました。その時同じ設計部門にいたゴルフをまったくやらない先輩設計者が「こういう形にしないと低重心にならないだろ」と言って持ってきた形が、このハイボアそっくりだったのです。当時私が勤めていたメーカーでは「そんな形では売れるはずがない」ということで、上司にはねられてしまい、製品にはなりませんでした。
このハイボアがデビューした時点であっても、この形は日本メーカーでは発売できなかったでしょう。社内的に「あんな形は出せない」、となるでしょうし、量販店の本部に試作を持っていっては「こんなの売れない」とでも言われてNGを食らうのが関の山だったのではないでしょうか。しかし、クリーブランドというメーカーは、このような 革新的理論をブレークスルー して、商品化までできるようなバイタリティがあります。アパレル色の強いテーラーメードなどには一切感じることがない、クラブ屋としての泥臭さが、クリーブランドにはあるのです。
他にも偶然気がついたのですが、このメーカー、アイアンのセットで、シャフトの番手ズラしをしていました。番手ズラしとは、例えば、普通であれば、NSプロが3番用のシャフトと言えば、3番のヘッドを組み立てて出荷するワケですが、クリープランドのあるモデルには、3番のヘッドに4番用のシャフトを使っていたのです。意図としてはその分先端が詰まるので、仕上がりが半フレックスほど固くなるわけですが、設計者が独自の感性でこういう設計を認め、製品として流通させているというのは、一般のメーカーでは見たことがありません。これは工程管理上は煩雑になり、メーカーとしてはマイナス面ばかりですので、 設計者の強いこだわり を感じます。
ハイボアに関しては、しっかりとした理論があり、結果もいい。価格も安くてリーズナブルでとてもいいクラブですが、問題もあります。ライ角、ロフト角の精度がNGです。バランスはまずまずですが、シャフトの入り方は結構ズレています。
精度に関しては、もう少し何とかならないものかと思うのですが、だから安いと言い切るだけの開き直りも感じられ、ある意味潔いメーカーかもしれません。とにかく基本性能は高いクラブが多くあります。基本的に調整して使うクラブだと言う認識は必要だと思います。
あと、内外価格差をなくそうと、とても努力をしているメーカーです。・・・が、それでもUSの方が少し安いです。それでも性能に対しての価格設定は、他のメーカーと比較すると著しく割安なメーカーです。
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