初心者が選ぶべきゴルフクラブとスイング
ゴルフ初心者とゴルフレッスン
ゴルフ初心者に限らず、上達を狙うゴルファーはゴルフレッスンに行った方がいいかもしれません。
ただ、1名のコーチに対して複数の生徒が同時に受講するスクールという形態より、個人レッスン形式で受講して、今そのゴルファーに必要な手助けに特化したゴルフレッスンを集中して行い、良いものを刷り込むべきだと思います。
選べるのであれば「時間をかけてゆっくりやりましょう」というスタンスではなく、「いつまでに、こういうところを目指してやりましょう」という、時間軸を決めて、4~5回でゴルフスイングを一通り話してくれるような感じでないとダメです。
初級・中級・上級と分かれてはいるものの、それぞれの技量や課題が違うゴルファーを集めて、全員が同じテーマで100分前後ダラダラと練習するというのは意味が薄い行為です。
その人に必要な情報を与えられたら、あとは自分で日々打って、またしばらくしたら見てもらう、というのが最も効率的でしょう。
その時の課題は、その人にとって最も大切な内容であるべきですし、言われたことが理解できなくても時間が来たから終わりとか、そういう状態では上達もままなりません。
ある程度、お金がかかったとしても、個人対個人で教えられた方が、結果的に安い買い物になる確率が高いでしょう。
ゴルフ初心者は誰から教わるべきか
アマチュアであれば、ゴルフスイングの話を聞いていいのは、ハンディキャップ5以下のゴルファーに限られます。
俗に言うシングルさんでも、ハンディ9~6のゴルファーは、相撲で言えば大関クラス。シングルから陥落していく可能性のあるゴルファーなのです。彼らはまだまだ本当のゴルフスイングの原理はわかっていない。だからからこそ、5下になれていないのです。
そのような状況の中で、ゴルフ初心者は自分のゴルフと闘うのと同時に、教え魔達とも格闘する必要もあります。
向こうから来てしまうことを拒むのは、なかなか難しいと思いますが、教えようとしている人が、どれだけゴルフスイングを理解しているのかを、ゴルフ初心者の方であっても自分が判定しながら、情報を受け取ったり、聞き流したりする必要があります。
とにかく、間違ったゴルフスイングや考え方を体に入れるのはよくないことです。自分の周りに適任者がいるとも限りません。ではプロに、と走りたがるところですが。意外とレッスンプロと称する人も、本当のゴルフスイングがわかっていないことが多いのも事実です。自分で出来る人と、解っていて人に教えられる人、というのはまったく別な素養だと思いましょう。
人間にはいろいろな価値観があります。
例えば目の前でレッスンプロに驚くような素晴らしいゴルフスイングを見せられて、「スゲー!」と思って、それだけで入門してしまう人もいます。マスコミで有名な○○プロに習っている。ということだけがステータスになっているゴルファーもいますし、スターの小判鮫的な人間でいることが、その人の喜びである場合だってあります。それらを全部否定するつもりはありません。
しかし、純粋に自分のゴルフを良くしたいと思うのであれば、そういう基準でコーチを選んではダメです。
基本的に言っている事が解らない様なコーチは絶対にダメです。そのコーチがいくらゴルフが上手だったとしても、最低限コミュニケーションが成立するコーチを選ばなくてはいけません。
ゴルフスイングが上手に出来る事と、上手にゴルフを教える事が出来る事は、まったく違うものなのだという認識を教わる側がしっかりと持たないとダメです。
自分のせいにしてはいけません。自分のせいにする必要など全くないのです。
ゴルフ初心者に限らず、すべてのゴルファーに言えることですが。習っているがコーチの言っている事が解らない、聞いても明らかな答えが返ってこない場合は、コーチをズバッと変える行動も必要です。
自分は下手だから、まだ出来ないから…と、自分が悪いと思う人も多くいますが、それは違います。教える側に問題があるケースが多くあります。
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