ゴルフクラブ選び方の基本

サイエンスゴルフアカデミー

サイエンスゴルフアカデミー

ゴルフクラブ選び方の基本

ゴルフ5つのやってはいけない選択

《動画》ゴルフ5つのやってはいけないゴルフクラブフィッティング【1/5】

「ゴルフ5つのやってはいけないゴルフクラブフィッティング」と題して、サイエンスゴ­ルフアカデミー主宰、北市秀男が、やってはいけないゴルフ5つのフィッティングを解説【1/5】

《動画》ゴルフ5つのやってはいけないゴルフクラブフィッティング【2/5】

「ゴルフ5つのやってはいけないゴルフクラブフィッティング」と題して、サイエンスゴ­ルフアカデミー主宰、北市秀男が、やってはいけないゴルフ5つのフィッティングを解説【2/5】

《動画》ゴルフ5つのやってはいけないゴルフクラブフィッティング【3/5】

「ゴルフ5つのやってはいけないゴルフクラブフィッティング」と題して、サイエンスゴ­ルフアカデミー主宰、北市秀男が、やってはいけないゴルフ5つのフィッティングを解説【3/5】

《動画》ゴルフ5つのやってはいけないゴルフクラブフィッティング【4/5】

「ゴルフ5つのやってはいけないゴルフクラブフィッティング」と題して、サイエンスゴ­ルフアカデミー主宰、北市秀男が、やってはいけないゴルフ5つのフィッティングを解説【4/5】

《動画》ゴルフ5つのやってはいけないゴルフクラブフィッティング【5/5】

「ゴルフ5つのやってはいけないゴルフクラブフィッティング」と題して、サイエンスゴ­ルフアカデミー主宰、北市秀男が、やってはいけないゴルフ5つのフィッティングを解説【5/5】

ゴルフ5つのやってはいけない選択。クラブフィッティングについて記録します。

これは当店に持ち込まれる極めて問題のあるミズノやPING(ピン)のフィッティング済みゴルフクラブを見て強く思うことの数々です。当店には、とんでもないカスタムゴルフクラブが頻繁に持ち込まれます。名の通ったゴルフ量販店がゴルフスイング診断をしてゴルフクラブを見立て、メーカーでオーダーメイドされたものです。

持ち込まれるクラブメーカーの多くは、量販店にもカスタムクラブの発注システムを流通させていることから、ミズノやPING(ピン)です。そのメーカー自体に問題はありませんが、問題なのはフィッター、そしてフィッティングのやり方です。ゴルフ5つの絶対やってはいけないクラブフィッティングの大きな要因です。

まず、そういったゴルフクラブが当店に持ち込まれる経緯を説明しましょう。

ゴルフーの上達を願って、ゴルフと本気で向き合っているゴルファーが、当然よかれと思ってフィッティングを受ける。試打をさせてコンピュータ診断と称して、ボール周辺のゴルフクラブの動きをカメラで撮影し、インパクト直前のクラブヘッドの向きや入射角度、シャフトのしなり戻る方向などを見る。それが理想に近づくように、曲げられるクラブヘッドは極力曲げ、シャフトもインパクト直前が理想の動きになるようなものを探す。

そして組み上げられたゴルフクラブを手にしたオーナーが、喜び勇んでそのゴルフクラブを使ってみるが…、球は相変わらず曲がるし飛距離も伸びない。むしろ以前より悪くなっている場合すらある。これはおかしいぞ、セカンドオピニオンへ行ってみようということで、当店にご来店になるというパターンです。

そういったお客様の多くは、大手量販店でフィッティングを受けています。

この事を踏まえて、次項を閲覧して頂ければ「ゴルフ5つのやってはいけない選択」をご理解頂けると思います。

マニュアル化されたフィッティング

《動画》ゴルフ5つのやってはいけないゴルフクラブフィッティング【1/5】

「ゴルフ5つのやってはいけないゴルフクラブフィッティング」と題して、サイエンスゴ­ルフアカデミー主宰、北市秀男が、やってはいけないゴルフ5つのフィッティングを解説【1/5】

残念ですが、ゴルフクラブ量販店にいるフィッターは、私の基準で言わせていただければ、フィッターとは呼べない素人のような方が多いです。

そもそもフィッター自身のゴルフの腕前が怪しい。つまり本当の意味でゴルフクラブに造詣があるワケではない人が多いのです。フィッティング・マニュアルの手順に沿って作業をしているだけの人を、本当にフィッターと呼ぶべきでしょうか?そういうひとが見立てたゴルフクラブに高額なお金を使えますか?

当店にはPING(ピン)のフィッティング・マニュアルがあります。そして私はPING(ピン)から日本で重要なフィッターと認定され、米国アリゾナにある本社に招かれて研修も受けています。しかし、私はそのマニュアルどおりにフィッティングをしていません。そのままフィッティングしたゴルフクラブでは、ゴルファーのゴルフは良くならないことを知っているからです。

私は今まで、延べ1000人以上のゴルフクラブをフィッティングしてきました。

そしてその多くの人のゴルフの状況を6ヶ月間調査しています。なぜそんなことができるのか?当店には一定以上のゴルフクラブを購入後6ヶ月間、無料でゴルフスイング診断が受けられるシステムがあるので、私がフィッティングしたゴルフクラブが本当に機能しているか?本当にいいフィッティングだったか?聞き取り調査をしたり、実際に当店の打席でゴルフスイングを見て、ゴルフスイング映像を解析する機会があるのです。そうやって一人一人追跡調査したノウハウが、私個人には備わっています。

「ここまではゴルフスイングを変えずにゴルフクラブを適正化することでなんとかなる」「ここまでゴルフスイングが酷いと、ゴルフクラブだけではどうにもならない」など、そんな切り分けも当然出来ますし「この人が、こういうタイプのゴルフクラブを使い続けるとゴルフスイングが退化する」「この人が、こういうタイプのゴルフクラブを使ったら、絶対に上達することはない」など、そんなことも解ります。

「そのままでは、ゴルファーのゴルフは良くならない」そう断言出来る背景には、そういったバックボーンがあるのです。

では、もう少し具体的に、ゴルフ5つのやってはいけない選択の詳細をご覧いただきたいと思います。

スイング修正しないフィッティング

《動画》ゴルフ5つのやってはいけないゴルフクラブフィッティング【2/5】

「ゴルフ5つのやってはいけないゴルフクラブフィッティング」と題して、サイエンスゴ­ルフアカデミー主宰、北市秀男が、やってはいけないゴルフ5つのフィッティングを解説【2/5】

ゴルフ5つのやってはいけない選択。クラブフィッティングについて記録しています。前ページマニュアル化されたフィッティングにも書きましたが、今までの私の経験から言えることは、ほとんどのゴルファーは、ゴルフスイングに問題を抱えています。理にかなっていないゴルフスイングにジャストフィットして、真っ直ぐ飛ぶような魔法のゴルフクラブはこの世にありませんし、パターのようにストロークして300y飛ぶドライバーもありません。これは残念なことですが現実です。

例え、それが自分のゴルフスイングに合わせて、フィッティングしたゴルフクラブだったとしても、ゴルフクラブを変えた最初のうちは「ちょっと良くなったかな…?」と思える程度で、大きな成果は出ません。むしろ、悪いゴルフスイングに合わせ込んでカスタムオーダーしたゴルフクラブを使った方が、時間経過と共に悪いことが起こるかもしれません。ゴルフ5つのやってはいけないクラブフィッティングとして、これからする考え方も大切です。

では、一度冷静に考えてみて下さい。悪いゴルフスイングに合わせたゴルフクラブを使っている限り悪いゴルフスイングでしか球は真っ直ぐ飛びません

簡単に理解できる話しだと思いますし、カンのいい方はもうピンときていることでしょう。悪いゴルフスイングに合わせ込んだゴルフクラブを使うと言うことは、ゴルフの上達を夢みて時間とお金を使ったにも関わらず「悪いゴルフスイング」という牢屋に自分を閉じこめることになるのです。れはとても残念な現実です。その使者となるのがフィッターです。ゴルフクラブの悪い動きを、いくら3カメで精密に計測しても意味はありません。大切なのはゴルフクラブの悪い動きを3カメで精密に計測するのではなく、まずゴルファーのゴルフスイングの悪いところを4カメ(当店は4カメです)で計測し、その場でゴルフスイングを矯正する。更に「このゴルファーだったら1年で、これくらいスイングが変わるだろう」という未来の見立てをして、その未来に合わせてフィッティングをするべきなのです。このノウハウは当店特有のものです。

私、北市秀男のクラブフィッティング思想と、一般的なフィッティングと決定的な違いはお解りいただけたと思います。だから当店に来たお客様は、最初は苦しくても結果的に大きな成果が出るのです。別の例えてみましょう。ここに痩せたい人が服をフィッティングに来ました。大手量販店はダイエットの方法を教えず、今その人に合ったサイズの服を売りました。アフターフォローはありません。私はその人にダイエットの方法を教え(説得力が…ww)目標達成時に初めて着れる、少し小ぶりの服を売り、半年間経過を見続けて服が着れるようになるための直接指導もした。さぁ、どちらのダイエットが成功したでしょう。答えはお解りになるはずです。

道具で補正できる範囲は限られています。道具は大切ですが、やはり根底はゴルフスイングです。ゴルフスイングが変われば一気にゴルフも変わります。「スイングが簡単に変えられれば苦労しない」そんな声が聞こえてくる気がしますが。私、北市秀男の独自理論ゴルフスイングレッスン《ゴルフ体操》ドライバーレッスン《スマッシュロジック》なら、短時間で一気にゴルフスイングが変わります。ご来店のお客様がそれを証明しています。

ゴルフ5つのやってはいけない選択。クラブフィッティングに関して、読むほどに今までの考え方が変わってきているのではないでしょうか?

軽いシャフト推奨のフィッティング

《動画》ゴルフ5つのやってはいけないゴルフクラブフィッティング【3/5】

「ゴルフ5つのやってはいけないゴルフクラブフィッティング」と題して、サイエンスゴ­ルフアカデミー主宰、北市秀男が、やってはいけないゴルフ5つのフィッティングを解説【3/5】

この話しは、過去ゴルフ業界の全体傾向だったと思いますが、軽いシャフトを推奨されてしまうという話しです。大手量販店を含めどんなゴルフショップへ行っても、試打室には弾道解析コンピュータがあって、ヘッドスピードや球の高さ、どれくらい曲がって飛距離がどうだったかが表示されます。ゴルフクラブの販売店側としては、この解析データはお客への説得材料として大変有効なツールで、あまり細かい理解力のないゴルファーであったとしても万人理解されやすい「飛距離の数字」は、お客の背中を押すためのキラーアイテムと言っても過言ではないでしょう。

過去には当ゴルフレッスンスタジオにご来店されたお客様が「○○○○に行って試打したら、普段7番アイアンで140yくらいなのに、5番で試打させれて180y飛んだデータを見せられた」「どうです、飛ぶでしょ!これは武器になりますよ」と勧められた。「一瞬うれしかったけど、さすがにあり得ない数字だったので怪しいと思って帰った」というお話をされていました。もう5年以上前の出来事だそうなのですが、今でも忘れられない出来事だったそうです。やはり「えっ?俺が5鉄で180y?」という衝撃は大きかったのでしょう。一般的なゴルファーにとって、それだけ飛距離の魔力は大きいということなのだと思います。

弾道解析のコンピュータはパラメータを手動で設定できるところがあり、当店はボールが接地してからのランが、極端に多く出ないような設定にしています。つまりウチの機材で250y飛ぶと出れば、実際のコースではもう少し遠くに飛ぶはずだという辛口設定なのです。しかし、店によっては「追い風設定」などいろんな手段でパラメータに手を加え、ちょっと盛った数値が出るように設定しているかもしれませんので、今使っている自分のゴルフクラブでデータも必ず採取して、あくまでも新旧比較の中で数字を精査していくことが大切です。

しかし、そうやっても注意が必要です。ポイントはシャフトの重量です。重いシャフトを振ることに慣れている体で、軽いシャフトを振るとゴルフクラブが速く振れます。野球のバッターがネクストバッターズサークルで重いマスコットバットを素振りしてした直後に、もっと軽い自分のバットを本番で振るのと同じ原理です。

ゴルフクラブが速く振れればクラブヘッドも速く動くので、物理の法則で球も遠くに飛びます。もちろんコンピュータでも遠くまで飛ぶデータが出ます。そしてフィッターは「どうです?振りやすいでしょ?」などと言ってくるかもしれません。それは軽い物を振った方が人間は楽ですから、それを「振りやすさ」と感じても不思議ではありません。「振り切れた感じがする」だの「風斬り音が違う」だの誉め言葉はいろいろ思いつきますが。軽ければ当然のことで、それをあたかも性能かのごとく肯定するのは非常に危険かつ馬鹿げていることです。

私、独立して20年近くになりますが、実は独立当初の数年間はここに書いたように「ちょっと軽いゴルフクラブにして…」というフィッティングをしていました(汗)。お客様は「振りやすい」「飛ぶ」「楽になった」と喜ぶし、ゴルフクラブを渡してもクレームは来ない。一見、いいことずくめのように思いました。しかし当時はゴルフ練習場内に併設されたゴルフショップだったので、そういうゴルフクラブを渡したお客様の練習姿を日々観察し、その行く末を知って愕然としました。それはお客様が軽いゴルフクラブを振ることに慣れてしまうと、どんどん体を使うのをやめてしまい、結局ゴルフスイングは崩壊し、飛距離が落ちていったのです。

以前は多少無理をしてでも重いゴルフクラブを振っていたことで、体を効率的に使う方法を少なからず行っていたワケです。軽いゴルフクラブを渡された当時は、まだその名残があって腰や肩を回して、ビュンビュンスイングして軽いゴルフクラブでいい球を打っていたのですが、時間経過と共に腰や肩は止まって回転させず、多くのゴルファー達が腕の上げ下ろしだけで処理するような、俗に言う手打ちのゴルフスイングに変化していってしまったのです。

軽いゴルフクラブは体を使わなくなります。重量が軽いゴルフクラブで体を極端に使うと、ゴルフクラブが敏感に反応し過ぎてうまく振れないのです。ゆっくりと、軽~く振った方が結果がいいという人は、持っているゴルフクラブの重量が軽すぎるか、シャフトが柔らか過ぎる可能性があります。いずれにせよそれでは、身体的なポテンシャルを出し切れず飛距離は稼げません。そしてゴルフスイングも退化していきます。未来を見ていない、その場限りのフィッティングは非常に危険です

まずは最低限やるべきスイング修正をかけて、そのゴルファーのポテンシャルを引き出し、そのまま進化したある時期の未来のゴルフスイング像を見極めた上で、どうしても重量を軽くする必要がない限り、軽いゴルフクラブを勧めることはするべきでないと私は考えます。

利害関係が絡んだフィッティング

《動画》ゴルフ5つのやってはいけないゴルフクラブフィッティング【4/5】

「ゴルフ5つのやってはいけないゴルフクラブフィッティング」と題して、サイエンスゴ­ルフアカデミー主宰、北市秀男が、やってはいけないゴルフ5つのフィッティングを解説【4/5】

カメラが何台あろうと、何カメ計測であろうと「コンピュータ診断」のようなものが別に優れているワケではなく、むしろそれは撒き餌のようなものに過ぎない。逆に今のゴルフスイングを完全肯定して、本当にジャストフィットしたゴルフクラブが作れれば作れるほど、今のゴルフスイングから抜けられなくなり、本来目指すべきゴルフスイングをすると、球が曲がる、飛距離が出ない、と言った本末転倒な状況に陥ることは、ココまで読んだゴルファーなら十分お解りいただけたと思います。

今まで自分のゴルフスイングに完璧に合わせ込んでゴルフクラブをフィッティングすれば、素晴らしい結果が待っていると希望に満ちていたゴルファーは、愕然としていることでしょう。残念ながらそれは多くの場合で事実ですが、私はフィッティング自体を否定しているワケではありません。私の思想のように「ゴルフスイングに問題のある今にフィッティング」するのではなく、「そのゴルファーにとって、最大限可能な理想のゴルフスイングにフィッティング」すれば、大きな変化が起こるのです。

人間は練習場へ行けば、今、手にしているゴルフクラブを使って、球を遠くまで飛ばす練習、球を真っ直ぐ飛ばす練習をします。その時手にしているゴルフクラブが「問題のあるゴルフスイング」に合わせ込まれていれば、練習場でも問題のあるゴルフスイングを要求され続けます。ヘタを固めることになります。しかし「理想のゴルフスイング」に合わせ込まれたクラブを使っていれば、練習量に応じて自然とゴルフスイングが改善されてくることは、理にかなっていると思えるはずです。

私はそういった「上達するゴルフクラブ」をゴルファーに持って欲しいのです。

持ち替えた瞬間だけなんとなく良くなったような気がするだけで、長期的にはゴルフスイング壊す危険性すらあるゴルフクラブなど持って欲しくないのです。

「上達するゴルフクラブ」は、最初は真っ直ぐ飛ばないかもしれませんが、そのゴルフクラブの使い方のゴルフレッスンさえ受けていれば、あとは練習をするだけ。処方箋となる当ゴルフレッスンスタジオで受けたゴルフレッスンは、全てDVDに記録されてご自分で持っているのですから何の心配もいりません。自分の教科書が既に作られてあるというのは心強いものです。

このような、私が理想としているフィッティングが、SGAゴルフレッスンスタジオでは実際に行われています。全国各地からわざわざ札幌までおすすめゴルフ合宿って何?に来るゴルファーが多いのもご理解いただけるでしょう。

そんな理想とかけ離れた現実が、まだまだあります。それは「本当にその人が持つべきゴルフクラブを勧められたのか?」という根底に対する疑問です。

これは仮定のストーリーですが、あるゴルフメーカーが不人気モデルを出してしまった。このままの売上げ推移では大量にゴルフクラブが売れ残ってしまう。なんとか一気に出来るだけ大量に捌きたいので、マーケットとしても影響力が大きい大手量販店にキャンペーンをしかけようとする。そのメーカーの営業戦略会議では様々な議論がされる。まずは「卸値を下げるパターン」だ。大手ゴルフクラブ量販店でも無店舗で経費のかからないネット商品との価格差を突きつけられ、とにかくネット価格に合わせますということで、お客から言われれば値引き販売についていかざるおえない状況で、利益が圧迫している。そこで普段メーカーが3万円で卸しているゴルフクラブAを2万7千円で卸すが、店舗では値札を変えない。利益率を上げたい店長は、店員であるフィッター達に「買いたいゴルフクラブが決まっていない客には、ゴルフクラブAを勧めろ!」とけしかける。フィッター達も勧めたくない商品だが、トップダウンの指示なので嫌々従う。でもそれでは爆発的には売れない。そこでメーカーは考える。「卸値は3万円に据え置くが、ゴルフクラブAを売った店員に1本3千円の報奨金を与えてはどうか?」と。これならフィッター達も一気にやる気になる。期間を限定して、そういったインセンティブのキャンペーンを張っているところに、たまたま行ってしまったゴルフクラブに疎いゴルファーがいたとしたら、高い確率で餌食になってしまうでしょう。

もう一度書きますが、これはあくまで仮定のストーリーです。しかし実際に、利幅の大きい自社ブランドのゴルフクラブばかりを勧められたり、店舗全体が何か特定の商品をプッシュしているようなことがあったら、それには消費者側からの目では見えない明確な理由が裏にあるのかもしれません。ゴルファーとしてのあなたの未来、ゴルフの上達など一切考えられることなく、商材の押しつけ先に過ぎない自分。それでは自分があまりに悲しすぎますよね。

責任を持たないフィッティング

《動画》ゴルフ5つのやってはいけないゴルフクラブフィッティング【5/5】

「ゴルフ5つのやってはいけないゴルフクラブフィッティング」と題して、サイエンスゴ­ルフアカデミー主宰、北市秀男が、やってはいけないゴルフ5つのフィッティングを解説【5/5】

フィッターの多くが持っている恐怖、それはクレームでしょう。思想も理想もなく、浅い知識またはマニュアルに沿ってフィッティングをして、なんとか買って帰ったお客が次の日の夕方に再来店。「お前がいいって言ってたこのゴルフクラブ、全然飛ばないじゃないかっ!!」と、クレームに巻き込まれる。時間と労力、そして精神的にも追い込まれてしまう。こういったクレームはできるだけ避けたい。それが店員達の心理、そして組織としての心理でしょう。

そこでフィッティングと言っても、そういった波風が立たないような売り方をする。具体的には「お客が買いたい物を売る」という方法です。一般的なゴルファーの行動パターンは、欲しいゴルフクラブが大体決まっています。一見すると公平な記事のように書かれてはいるものの、実は「広告」として掲載されている悪いことが一切書かれていない雑誌や、ネットの試打レポートなどを読み、格好いいとか、好きなブランドだとか、○○プロが使っていると言った理由で、既に欲しいゴルフクラブがおおよそ決まっているのです。

それを知っているフィッターは「何か決めているゴルフクラブはあるんですか?」などと切り出す。すると「○○とかどうかな~、と思ってまして」という展開に。あとは、その商品を試打させて、せいぜいロフトとシャフトを絞り込むくらい。そうしておけば、ゴルファーの意識は自分でゴルフクラブを選択して買ったことになりますのでクレームも来ない。これで一件落着です。

しかし、これは私が理想とするフィッティングではありません。お客様が欲しかったゴルフクラブを買うために、背中を押しただけに過ぎません。そのゴルファーの未来に合わせ込んだフィッティングとはかけ離れています。「フィッティング」という言葉で同じ括りにしないでいただきたい!そう強く言いたくなるほど乖離があるのです。私は目の前にお客様がいらっしゃる状況で、特定のゴルフクラブをご推奨した場合は必ずその理由を明確に言うことができます。SGAゴルフレッスンスタジオはそういう商売をしています。

さて、ここまでゴルフ5つのやってはいけない選択と称して「ゴルフ5つの絶対やってはいけないクラブフィッティング」のお話を書きました。少々、業界に幻滅されたというゴルファーも多いかもしれません。

しかし、だからこそ当店のような小さなゴルフショップが生き残れているのかもしれません。当店もゴルフクラブを定価で売っているワケではなく、当然値引きして販売しています。しかしそれはネットの価格には勝てません。仕入れは卸しも通さずに、メーカーから直接仕入れています。私のやっていること、私が出している価格のひとつひとつに理由があります。ご理解いただければ必ずご納得いただける範疇の話しだと思います。私は何よりもお客様のゴルフ上達を願っています。それが私がこの商売をやっている意義そのもの、そしてモチベーションの源泉でもあります。

「クラブフィッティングを受けたい」と思っているゴルファーは、志が高いはずです。ゴルフに前向きで真面目な方だと思います。そんなゴルファーにクラブ選びで悔しい思いをして欲しくない。私はそんな一心で、このページをしたためています。何か感じていただけるもの、気付いていただけることがあるといいな~、と思っています。

《NEXT》→『ゴルフパートナーになる中古クラブとは

← ひとつ前に戻る


↑ PAGE TOP


HOME