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初めて持つクラブが大切
よく言われることですが、ゴルフクラブは、最初に手にしたクラブが大切です。なぜかと言うと、人間は今持っているクラブで、真っ直ぐ遠くに飛ぶ球を打とうとするから です。
例えば、スライス打ちのスイングで、ちょうど真っ直ぐ飛ぶクラブがあります。一般的には初心者向けの、俗に 『優しいクラブ』 と言われるクラブが、このタイプです。
そのクラブを持った初心者が一生懸命練習すればするほど、そのゴルファーにはスライス打ちのスイングが身に付きます。スライスのスイングをした時に真っ直ぐ飛ぶクラブを使っているワケですから、当然と言えば当然です。これでゴルフを覚えてしまうと、あるところで、もう成長できなくなるでしょう。そして、成長がのぞめる正しいクラブを持ったときに、長い時間苦しむことになるでしょう。優しいクラブ = 初心者用のクラブではありません。全然違うのです。 大切な時期にお金と時間をかけて、変な癖を刷り込んではもったいない。やはり、最初に手にするクラブは大切なのです。
最も大切なのは まずは体格、体力に合った正しい道具を持つことです。シャフトの長さ、ライ角、シャフトの重量。そういったものが自分にフィットしているかどうか。それが重要なのです。
でも、さすがに最初から難しいクラブは渡せません。ゴルフは動きが特殊で、日常生活では使わない動きばかりですから、道具が難しすぎてはゴルフにならないのです。
一般的な男性なら、初めてのアイアンにカーボンシャフトはお勧めしません。結構なハードヒッターでも、NS950くらいからでいいでしょう。軽いクラブは手打ちの癖がすぐにつきます。重いクラブは全身運動が必ず必要になります。やはり重いクラブの方がいいのです。ただ、重すぎる物を持って、何ヶ月も当たらないままでは、ゴルフをやめてしまうかもしれませんし、無理をすれば体を壊すことも考えられます。
バランスのいいのは、シャフト重量が90g程度 でしょうか。手と体のバランスをちょうどよく使わないと打てないクラブがいいのですが、身長 = 体力と見てほぼ問題ありませんので、その人に合った重量を、私のようなプロが見立てることが大切です。また、野球やテニスなど、物を振るスポーツ経験者などは、また違った観点からフィッティングしてあげないと遠回りになります。
アイアンヘッドのライ角も、最初は少しだけアップライト気味の物を使ってもらい、ある程度の優しさ、つかまりの良さの中でゴルフを覚えてもらうのがいいと思います。
そのクラブでボールが左に飛ぶようになってきたら、スコアは100を切った頃でしょう。
フックは上達のサイン などとよく言いますが、やはり物理的にも、ボールが遠くに行く打ち方というのは、左へ行く打ち方なのです。ですから、左へ行くようになったらスイングを変えるのではなく、ライ角をフラットにしていってあげるのです。ほとんどのゴルファーはスライサーですから、まずはアップライトにセットして、少しだけ左に行きやすい設定にしておいて、スイングが正しくなってきてフックが出てきたら、フラットにセットして、そこで初めて適正なライ角で真っ直ぐの球が出るように誘導してあげるといいのです。
その頃には、ゴルフクラブを振るというチカラも備わってきている頃ですので、 シャフトも重くしていく必要 があるでしょう。また、90を切っていこう、80台前半でまわろうというゴルファーなら、ヘッドの構造も、スイートスポットが広いキャビティタイプのものから、キャビティ率を減らしていって、飛距離の精度を出す方向に動かして行くなど、 ゴルファーが脱皮をして成長していくように、 ちょうどいいタイミングで、適正な道具に入れ替えていくことが大切です。
この脱皮は、初心者ほどステップアップのサイクルが早いので、道具の入れ替えのサイクルは、どうしても早くなります。ただし、毎回新品に買い替える必要などありません。ライ角調整で済んだり、リシャフトで済むこともあるワケですが、いずれにせよ、こういった道具のバージョンアップは、ゴルフの上達をしたいのであれば、避けて通れないものだと思います。
すでにクラブを持ってしてしまっている方は、現在身に付いているスイングが、どういう状態かチェックしてもらうことが重要です。問題があるクラブを長期間使い続けて、スイングを固めてきた場合は、リセットが必要です。いいスイングをした時に、はじめてナイスショットが出る道具を、今スグに持つべきだと考えます。
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