北海道のゴルフコースと練習場

総評／ザ・ノースカントリーゴルフクラブ

まるで英国！特別な空間が広がるオールベントコース

ザ・ノースカントリーゴルフクラブはフラットな土地に、木はまばらでリンクスっぽい。

グリーンは比較的止まるし、転がりもいいし、北海道のコースの管理のいいコースの典型的なコース。風を遮るものがないので風が強いのも特徴。本州でいわゆる普通に遊んでいる人で、適度に上手い、だいたい80台後半で回っているゴルファーがここにくると、100点オーバー続出ということもありえる。

とにかく芝にどう食われるか、地元のゴルファーでも未知数な部分を感じるので、道外から来る人は心してコースと戦って欲しい。

コースレイアウト／ザ・ノースカントリーゴルフクラブ

ザ・ノースカントリーゴルフクラブのコースレイアウトはドッグレックが右も左も両方あって、そういう意味ではバランスもよくフェアでやっていても楽しい。

フェアウェイ／ザ・ノースカントリーゴルフクラブ

ザ・ノースカントリーゴルフクラブは、北海道でも希少なオールベントのコース。

オールベントの宿命として、ターフを取らないと打てないので、1打目で球が止まった場所など、ほぼ全員が同じ所にいってしまうようなところのコンデションはよくない。

ラフ／ザ・ノースカントリーゴルフクラブ

ザ・ノースカントリーゴルフクラブはラフがとにかくいつ行っても深い。いつ行っても粘る。ちょっと、うわっと思うところに入ったら8番アイアンで出すだけになる。

グリーン／ザ・ノースカントリーゴルフクラブ

ザ・ノースカントリーゴルフクラブのグリーンは超高速というわけではないが、転がりは年中いい。

今そういう管理面で裏切られないコースが少なくなっているので、そういう意味では希少だ。下の段から上の段へ持っていくときは思い切ったパワーが必要で、結構距離感は難しい。ノー感パットになりやすい。

バンカー／ザ・ノースカントリーゴルフクラブ

ザ・ノースカントリーゴルフクラブのバンカーは砂質が驚くほど柔らかい。

よって、スグに目玉になってしまう、距離感が出しにくいので、とりあえず大きくゆっくり振り切って、砂ごと運んで出すことを優先したい。

練習場／ザ・ノースカントリーゴルフクラブ

ザ・ノースカントリーゴルフクラブの練習用パッティンググリーンは本グリーンと同じ速さでいい。練習場も平坦で、大きくはないが普通のレベルで機能している。

攻略一口メモ／ザ・ノースカントリーゴルフクラブ

1番：右バンカーは越える。真っ直ぐ打っていってちょっと引っかけると、ラフが猛烈に深くボールが見つからないので注意だ。

5番：左が池。短いから飛ぶ人はワンオンを狙ったりするが、やめた方がいいと思う。右に逃げるのがセオリー。

6番：どこに打っていいのかわからない。真っ直ぐ打つと突き抜ける。また突き抜けたところのラフが深い。左に打って残ればいいが、左に外したらとんでもないラフ。ここだけはどっちにも曲げたくない。

9番：真っ直ぐ真っ直ぐなのだが、フォローでナイスショットが2回続くと、セカンドで池に入る可能性があって危ない。逆にアゲインストだと、とんでもなく距離が残る。そういうときは3打目も左に逃げる勇気も必要だ。

12番：グリーンがとんでもない受けグリーンなので、奥はもちろん、真横もダメ。

13番：サードショットのプレッシャーがすごい。グリーン砲台で前が池。たいして距離はないがグリーンが小さい。というか縦に長いので、方向性の精度が求められる。よって３打目はラフから打ちたくない。しっかり止められる状況で打ちたい。

16番：単なる浮島というだけ。

17番：ここは、私もどうやっていいのかわからない。飛ばないクラブで左の池の手前、ギリギリ近いところに残したい。ドライバーで打っても、たいしてメリットはない。ピンの位置次第で戦略的に攻めるべし。すごい2段グリーンなので、ピンの段に乗せることは必須。

18番：平成20年に、すし石垣がセガサミーで優勝を逃したが、1打目、右へ打ったら絶対ダメ。あそこに入れたら、普通は見つからない。あったらあったで、何回打っても出ない。そのゾーンに入ったらあきらめて、アンプレーヤブルを宣言した方がいい場合も多い。その方が、ほぼ間違いなくスコアはいい。ドライバーがいいとセカンドで2オンを狙いたくなるのだが、グリーンの前で傾斜が池に向かっているので、足が出ると池に入ってしまうので決断が必要だ。

※数字はホール数で、北市秀男が自分でラウンドする際に、特に注意するホールをピックアップしました。ラウンドの事前情報として参照してください。

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