《音声》スピン量との戦い
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力自慢はバックスピン量との戦いになりやすい
ドライバーにおいてバックスピン量というものが飛距離や弾道にどう影響するのか。ご存じの方はそれほど多くないかもしれません。しかしゴルフで結果を出そうと思うと非常に重要な要素になってきます。
筋力や体格に自信がある方でドライバーで打った球が非常に吹け上がる。または非常にドロップしてすぐに地面に落ちてしまうという方は実は多いです。また、吹け上がる球が出たと思えば次はドロップする球という、バックスピン量が大きく変動してしまう方もパワーヒッターに多いのも事実です。
早い話し体力があれば、ドライバーでもハンドファーストにしてガンとかち上げて打つことも出来てしまうので、バックスピン量が500回転とか普通のゴルファーでは出現しない数値が現実として起こり得ます。筋力が極端な分、結果も極端な物が出てきます。私も心から驚かされるほどです。スイング特性や結果の連続性からどう見ても日常的にドロップしているとしか思えないんだけれど、聞くと「たまにします」という答えも。つまり著しく極端な結果が出ているにも関わらず自分がどういう状態なのか正確に認識出来ていない方が多いのも現実です。
こういうゴルファーの方にはもちろんゴルフスイングを変えて頂く事が優先なのですが。体力がありすぎて上手くいっていないゴルファーは、ゴルフクラブから追い込んで最適化を図っていく事も重要です。
方法としてはロフトの選択でバックスピンを調整したり、クラブヘッドの構造もバックスピンに大きく影響するので最適化します。シャフトも重量やフレックスは当然ですが。組み立てなどで特別注文を出したり、私が個別に調整する事も多々あります。やはり既製品をポンと渡せばいいというゾーンではありませんので、買う側もそういう意識を持ってゴルフクラブを選んで頂きたいものです。
一般的なゴルフクラブ量販店でフィッティングを受けても無理ですし、まして自分でネットで買うという事も現実的ではありません。恵まれた体ではありますが、ゴルフクラブ選びという面では苦労が多いゴルファーの一人だと思います。
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