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北市秀男お勧めのゴルフシューズ



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 そんなわけで、ゴルフシューズにはいろいろ手を焼いてきた私ですが、今はとてもお勧めできる商品がありますので、ご紹介させていただきます。

 その商品は、FOOTJOY(フットジョイ)です。当店には、もうフットジョイしか置いていませんし扱いもこれだけにしました。フットジョイの大きな特徴は、同じ足の長さに対しても靴幅が細かく分かれていて、まずはゴルファーの足に対して、大枠でフィットするサイズが必ずあるという点です。

 靴の幅はEという記号で表記されて、日本人は一般的に足の幅が広くて3Eが標準的だ、などと昔からいわれてきたこともあり誤解をされている方が多いのですが、日本人でも足の幅は一人一人大きく違っていますし、若い方になるほど足の幅が狭くなっている傾向も見て取れます。

 ひどい話ですが、販売店の立場になると、26.0pの靴は、AモデルのカラーAで1種類しか在庫したくないのです。フットジョイですと、同じ26.0pのAモデルのカラーAでも、1E、2E、3E、・・・と、たくさんの在庫を持つ必要があって、経営的にリスクを抱えますし、バックヤードの確保だけでもとんでもないことになります。カラーはたくさんありますし、モデルも複数あります。真面目に販売しようとするとバックヤードは靴の山になってしまうのです。そこで販売店は、誰でも入ってしまう3Eの靴だけを展示して売りつけてしまうのです。フィッティングに時間をかけたくもないのでしょう。当然メーカー側も同じモデルでサイズ展開を細かくすることは製造効率を下げます。26.0pなら3Eだけを一気に大量に作った方が利益が出るのです。よくいろいろなメーカーのゴルフシューズのカタログを調べればおわかりいただけると思います。お客様の立場に立つことはないメーカーの姿勢が、ハッキリ見えてくると思います。

  
↑FOOTJOY専用のサイズ測定器  ↑足の幅も細かく測定します

 しかし、FOOTJOY(フットジョイ)は良心的です。我々在庫する方は大変なのですが、本当に細かくサイズ展開をしています。写真のような測定器で採寸したサイズを中心に、前後のサイズを足入れしてフィッティングすれば、ある意味セミオーダーゴルフシューズに近い靴選びができるようになっています。そしてそれだけの機能を持ちながら、価格は驚くほど高いわけではないのです。

 フットジョイには様々なモデルがあるのですが、性能と言う面に焦点を絞ると、最高級モデルを選ぶ必要はありません。一番費用対効果がいいモデルというのがあります。高いもの、イコール、いいもの、という方程式が、必ず成り立つワケではありません。当スタジオでは「もっと高いものを買いたい」というオーダーがあっても、「買っても意味がない」ということを、しっかりとお伝えして、お客様が驚かれることがあります。商売ですから利益を上げたいのは事実ですが、買っていただいた商品が、価値に見合う機能をしていなければ意味がありません。

 例えば、過去にこんな事例がありました。名称は現在も継続していますが、2007年においては、一番費用対効果がいいモデルは、GFUというモデルでした。靴のアッパー部分(写真の黒い部分)にはしっかりした強度があり、その他の部分(写真の白い部分)はとても柔らかい革を使っていて、長い間使いつ続けることでその革が自分の足の形に変形してきて、多少横方向に歪になっている足でも、最終的にはしっくりきやすい形になるモデルです。その白い革は、ピタード社という高級手袋などに使われるような、クオリティの高い革を作る会社で足に馴染みました。

  
↑GFU(写真のモデルは既に絶版)  ↑甲高でなければ白黒がお勧めでした

 しかし、その革は黒いモデルになると固くなってしまいました。染料のや加工の影響なのだと思いますが、明らかに性質が違う靴でした。同じメーカーの同じモデルでも、白は柔らかく、黒は固いと、色によって性格が違う靴になっているのに気づいたときは驚きました。また、当時追加モデルになった #59801 という赤いステッチが入ったGFUを履いたときに、「あれっ?」 という違和感がありました。メーカーに確認してみると、今までのGFUのラインナップと違う木型を使っていることがわかりました。足の甲が高い人向けの、甲高タイプに仕上がっていたのです。残念ながら、メーカーからは特にそういったアナウンスはされていません。知らない方は同じシリーズなら全部同じだと思って、デザインだけで選んでしまうでしょう。注意が必要です。

 さらに、靴ひも部分の合わせの形なのですが、当時はGFUでもモデルによって、V字型になっているタイプと、並行になっているタイプがあって、V字型の方が、よりタイトなフィット感が出せそうですし、並行タイプは甲高に対する調整幅が大きい傾向があるようです。

 このように、1メーカー、1グレードの靴の中でも、色によっていろいろな特徴を持っているという事実は、販売店側の人間でもあまり気付いていないことだと思います。私はこだわるというより、自分でわかってしまう部分があって、メーカーに確認するとやっぱり、ということが多いのですが、そういった様々な経験を背景に、商品をお勧めさせていただいておりますので、安心して任せていただきたいと思います。




 




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