ゴルフスイングとミスショットの原因
ゴルフボールのフィッティング
飛んで止まるゴルフボール
今まで書いてきた様に、ディスタンス系とスピン系にはその特徴に大きな差があります。一般的にディスタンス系のゴルフボールは飛ぶけど止まらない。スピン系のゴルフボールは飛ばないけれど止まる。と言えるでしょう。
メーカーは飛んで止まるゴルフボールを開発する努力をしています。その性能は理想のゴルフボールと言えます。これは3ピース、4ピース、5ピースというゴルフボールの多層化技術によって、徐々に可能になってきました。
ドライバーで打ったゴルフボールを高速度カメラで撮影すると、驚くほど潰れています。それだけボールの芯に近い部分の性能が、結果に反映される状況になります。
一方、ウェッジでゴルフボールを打った場合はどうでしょう。ヘッドスピードはドライバーと比較すると格段に遅いですから、ウェッジで打ってもボールはほとんど潰れずに、ボールの芯の部分の性能はあまり関係なく、もっとボールの皮の部分の性能で、結果が左右されることになります。
多層構造であればある程、自転車やクルマのギアと同じ様に、ゴルフボールに加わった力に応じた性能の準備を細かくできるわけですので、高性能なボールだと言えるでしょう。しかし、製造工程が複雑になる事もあって、多層化されたゴルフボールは高価になります。
ゴルフの中で最も高価な消耗品がボールです。残念ながら、ゴルフ初心者ほどゴルフボールを失う可能性が高いのが現実です。
しかし、真剣にゴルフの上達を考えているのであれば、ある時期にボールを固定するのは大切な事です。またボールを固定すると、ボールに合わせたゴルフクラブのフィッティングが出来る様になります。
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