ゴールデンウィーク(2024年)

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ゴルフクラブメーカーの実態と評価

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ゴルフクラブメーカーの実態と評価

ゴルフメーカーの真実と評価

ミズノ評価評判・口コミ

《2015.11.4 改訂》

ミズノは上場カテゴリーの商社です。昔からゴルフクラブを作っている古いメーカーで、バットを含めて木の技術には定評があって、MSシリーズでは、ミズノのパーシモンは良いなという世論も、当時は形成されていました。その流れで、当時は資源枯渇で、柿の木が無いという状況で、ミズノが大量に買い付けた後にメタルブームになって、大量のデッドストックになっている、という話しは業界では有名な噂になっていました。今はそういう素材もパークゴルフに回っているのかもしれませんが、一時期、相当のストックを抱えた時期があった様です。

私の知っている範囲では、岐阜の養老工場に自社の組み立てラインがあって、会社としてちゃんとしている印象があります。設計も中島常幸、岡本綾子といった日本を代表するプレーヤーがビシッといて、良い形のアイアンヘッドが多かったです。今も良いと思いますが、そういう歴史的な流れがありますね。

現在はこのご時世だからどうなのか解りませんが。以前はミズノのゴルフクラブを作る外注会社、つまりミズノは研磨は社内でしていないので、それを受ける外注は、ミズノの規格で商品の製造をして欲しいから、他社の仕事を受けないでくれというやり方で、ウチの仕事をやるなら、ウチだけで成り立たせてあげるから他の会社の仕事に手を出さないでくれという、そういう方針で品質管理をしていました。

それだけ自社の品質管理のレベルを落としたくないという強い意志があったのかな、という面が見えます。それを裏付ける様に、ミズノのアイアンは確かに外してみると重りがあまり入っていない、良い状態でした。この頃のゴルフクラブは、残念ですがそうでもないですね。

設計部門はちゃんと社内にあって、テストフィールドもあるし、自分でロボットも作ってやっているし、一生懸命やっていると思います。ただ、ブリジストンでいうところのサイエンスアイの様な、測定器のピタゴラスというのがあるのですが。数字が全然おかしいデータが出て、あれは2度とやりたくないなぁ~と思いました。

ミズノもフィッティングという話しを前面に押し出していて、そういう細かい資格のある人間を、店にたくさん作ろうという戦略で一生懸命活動やろうとはしています。すごい特殊のゴルフクラブまで、あまり納期もかからずに作ります。という事までやっていて中身はスゴイのですが、正直、世の中にはそこまで受け入れられてはいませんね。要は、そこまでこだわりのある人はいないという事です。ヘッドのここの削りをもっとこう、とか、そこまで指定出来るのですが、違いが本当に解る、そこまで色々と自分で指定できるゴルファーはほとんどいない、というのが現実です。ミズノはそこまで足を突っ込んでシステム作りをしたんだけど、私から見ると、現実としてはあまり機能していない様に見えます。

私がヤマハで仕事をしていた頃には、当時のクラブヘッド生産の中心だった台湾で、ミズノの方々とよく会いました。私は設計から試打からなんでもやりますし、生産管理に関しては、一人で台湾に行けば何でもやらされて、グリップ屋に行って、クラブヘッド屋に行って、シャフト屋に行ってと、他人の仕事まで全部振られて、一人でグルグル色々なところをまわって大変だったのですが。ミズノの体制はすごくて、10人くらいいるんじゃないかと思う大軍団で回っているワケです。

聞くと、ミズノはグリップの担当はグリップだけ、シャフトの人はシャフトしかやらせないという、非常に分断された仕事のテリトリーがしっかり決まっていて、グリップからクラブヘッドの先までコーディネートしてやるのは、ごく一部の担当者がやっているという事でした。

確かに私のように全部解ってしまうと外に出てしまう人間もいるワケですから、技術や人材流出を防止するために、グリップをやっている人はずっとグリップというような体制をとっているから、誰かが誰かの仕事を代用出来ないと云う事で、ミズノさんはず~っと大人数でいつも動いているという状況でした。今はどうやっているのかは見えないところがあります。

ミズノも総合メーカーとして、利益が高いゴルフボールを何とかしたい状況でいますが、打破出来てません。現在は東南アジア系のボールメーカーに作らせていますが、私はそこのメーカーの品質が悪いと思います。クロスエイトという仕組みは理論的には面白いのですが、品質面の問題や、ボールメーカーとしての歴史のなさなどから、まだまだ受け入れられていない印象です。

チタンヘッドを最初にデビューさせたのはミズノで、当時は1本14万円とかしていました。すぐに1本買ってきてテストしましたが、あまり良くなかったので、社内では「よくないねぇ」という話しをしていたのですが。世の中的にはどんどん売れて驚きました。

最初は三菱金属の鋳造でした。塗装が全然ダメで、当時はチタンに塗装をする事なんて世の中的にはなかったので、ノウハウがなかったんですね。それこそボーイングやNASAだったら知っていたでしょうが、ゴルフ屋がチタンに塗装が付くかなんて知らなかったワケです。たくさん色々なトラブルが出て、それをひとつずつ潰して開発していった先駆者である事は間違いありません。

一時期良いモデルがなく、いろいろ低迷していましたが、300SⅡという遠藤製作所が作っていたんじゃないかという噂が流れたモデルで、一気に業界水準にまた戻ってきましたが、この頃また元気がありません。ミズノには地域性があって、ある土地では非常に受け入れられているところもあります。ちなみに私がいる北海道ではミズノ文化はありません。

MPアイアンは今でも憧れを寄せる人がいる様です。打てる様になりたいという願望的なものでしょうか。難しいアイアンです。タイトリストのペラペラのアイアンと一緒ですから、ちょっと私は使いたくないです(笑)

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