スリクソンのクラブ紹介と評価
ドライバー ZX5 & ZX7の紹介
2020年10月発売になりました。ZX5とZX7をご紹介いたします。
共通の特性として、フェースの素材が新しいチタン合金TIX 51AFに変更になっています。
日本製鉄が開発した軽比重・高強度・高反発チタンで、ボディーはカーボンクラウンの複合構造の肉厚の設計。ボールがフェースに乗っているときのフェースのタワミが最大になり、飛び出るボールの初速が最大になることを目指しています。
飛びに関しては契約で使用する義務のない松山プロが使用し始めたことからわかるように、外国メーカーのドライバーとより飛んでいると思われます。
ドライバー ZX5とZX7の評価
私のヘッドスピードでもフェース&ボールのタワミを感じることができます。
今までのスリクソンドライバーはスイートスポットから外れ、今はちょっと芯ではないなという感覚あるとバックスピンや、打ち出し角など安定しないモデルも時々ありましたが、今回のモデルは球筋・飛距離も非常に安定しています。
これは慣性2次モーメントが大きくなっていることが理由と思われます。国内契約プロが使用し優勝している実績もあり球筋が安定していると評価が高いようです。
ZX5とZX7のデータ的を比較しても大きな差は感じません。見た目で選んでいただいても良いと思います。
ZX7はチューニングウエイトが2ポジションで変更できます。ZX5はチューニングウエイトが1ポジションで変更できます。
購入後のチューニングはZX7の方が自由度は大きいです。癖のない振りやすいヘッドで、良いですね。
シャフト ディアマナZX50とZX60の紹介
三菱が設計製造した純正装着シャフトはディアマナZX50 ZX60の2種類用意されています。
2モデルとも近いフィーリングで、スイング中にとても軽くしなやかにシナリます。インパクトゾーンからフィニッシュまで一気に振り抜け、とても振りやすいシャフトです。
データ的には手元と先中部分に柔らかいところがある、穏やかな2キック特性シャフトです。捻れも比較的大きいです。
昔だったらバックスピンが多くなり、球も右左にばらついても仕方ないシャフトですが、打ち出し角は高く、バックスピンが適度に抑制され、安定した方向性が実現できています。
シャフト ディアマナZX50とZX60の評価
ZX50よりZX60は少し重く感じ少し硬くは感じますが、好みで選べば良いと思います。
国内のカーボンシャフト生産量No.1のスリクソンが他社のシャフトを純正に採用することは、社内のシャフト技術者はメンタルは厳しいものだったでしょう。
あえて採用されたこのシャフトは、本当にバランス良くゴルファーを選ばない万能シャフトと思います。