ゴルフスイングとミスショットの原因
ゴルフと体格
ゴルフで身体が大きい事は良い事
ゴルフはスポーツです。
いざ本気でゴルフの上達に取り組むと、飛距離の壁にぶつかるでしょう。もしどこかのゴルフコースのクラブのメンバーなどになって、月例競技にでも参加するようになればハンディが下がり、いずれはフルバックからラウンドする事になり、飛距離と方向性の両立という課題に取り組む時期がやってきます。
飛距離をつかさどる要素は色々ありますが。単純に人間の体格は重要です。身長が大きく、ある程度体重があった方が、人間として筋肉量が多いわけで、ゴルフというスポーツは絶対的に有利になります。
一度、ゴルフ場でラウンドを楽しんでいるシニアの方々を改めてご覧になってみて下さい。その世代の平均身長と比較して、大きいと思われる方がたくさんいらっしゃるはずです。若いうちは体力がありますのでなんとでもなりますが。ある程度体力が落ちてくる時期がきたら、そこから先は飛距離に関しては身体的資質がものをいってきます。
しかし体格に恵まれていないからといって、簡単にあきらめる必要はありません。ゴルフクラブを最適化する事で、飛距離が伸びる可能性は十分にあります。
体力を増強して10yの飛距離を稼ごうと思ったら相当の覚悟が必要ですが。ゴルフクラブを最適化する事で可能になるかもしれません。また、私がお教えするゴルフスイングのツボをいくつか意識して頂くだけで、同じような効果が得られることも考えられます。
また体格が良くて、ヘッドスピードが速くても、バックスピン量が多く、球が前に飛ばず上にばかり上がってしまう方も多くいらっしゃいます。バックスピンの量もゴルフスイングで大きく変わってきます。
ゴルファーひとりひとりに、それぞれのフィッティング、それぞれのゴルフスイング指導があります。良いところを活かし、足りないところを補いながら、上達に向かってみませんか?
小柄な体格でもゴルフは戦える
飛距離の面では、身長が高く、体重が重い方が物理的にアドバンテージがあります。では小柄な人は、ゴルフにおいてすべて不利な状況なのでしょうか?実は小柄な人にも得意と言われる分野が存在します。
それはアプローチとパットです。
小柄な人は、大柄な人と比較すると、持って生まれた筋肉量が少ない分、飛距離では不利なことがありますが。繊細なタッチを必要とするアプローチやパットに関しては、小柄な人の方がコントロール能力に長けているのが一般的で、これを裏付けるデータも見たことがあります。
藤田寛之プロは身長170cmを少々切るくらいで、私の身長と同じくらいです。藤田プロがスポーツトレーナーから言われたという言葉を聞いて、私も同感だと思ったことがありました。
それは「身長170cmくらいの体格は一番器用な体型だ。」という事です。
つまり「力を出す」という事と「コントロールする」というバランスが、ちょうどいい体型だということです。藤田プロは、そういう体型的な特性を活かすことを意識してゴルフをされている様です。
この様に小柄なゴルファーであっても、技を磨きつつ、体力のある人に対抗していけるのもゴルフの面白さ、奥深さだと思います。もちろん、大柄の人が小技を習得できればゴルフの幅が大きく広がります。小技はスコアに直結する部分ですので、技に磨きをかけたいところです。
サイエンスゴルフアカデミーでは、寄せのレッスンや、パターのレッスンも行っています。特にパターのレッスンに関しては、日本でも具体的に教えているところは多くありません。ご興味のある方はこちらの『パターレッスン《コアパッティング》』をご覧下さい。
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