《音声》強く振れば右へ行く
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ゴールデンウィーク(2024年)
5月4日(土)〜5月7日(火・定休日)は、お休み致します。
5月8日(水)より、通常どおり営業を致します。
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強く振れば右へ行ってしまう理由に、答えが隠れている
メーカーが作っている優しいゴルフクラブというのは、ゴルファー人口が多いシニア層、つまり非力でスイングスピードが遅くボールを遠くに飛ばせないゴルファーをターゲットに設計されています。これが現実です。
雑誌は直接的にそんなことを書くとターゲットの読者が憤慨する。たとえ対象となるゴルファーであっても本人が 「俺はそんなに体力は落ちていない。バカにするな。こんなゴルフクラブは買わない」と思ってしまえば売れなくなるので『優しいゴルフクラブ』と表現して手に取られやすくしている事実を皆さんは知らない。もちろん一般ゴルファーの情報源であるゴルフ雑誌がそうは書かないのですから、知らない事はしょうがないのですが。悲劇はそこから始まるワケです。たとえアベレージ120、130のゴルファーであっても、体力がプロ並みであればスコアの如何に関わらず、少なくともシャフトはプロ並みのスペックの物を使わないとダメなのです。
猛烈なヘッドスピードが出せるパワーヒッターが軽くて軟らかいゴルフクラブを振ると、シャフトが大きくしなり、そのしなった状態が戻る前にインパクトを迎えてしまい、プッシュアウトの球が頻発します。もちろんクラブがグニャグニャしていますので、トップでヘッドの位置や向きが変わりやすく、ショットが安定しない大きな原因になります。もうこうなってくると『調整』に走るしかゴルフのスコアをまとめる手段がありません。
行き着くところはゴルフクラブをゆっくり軽~く振って、いかにゴルフクラブが暴れない様にするかを探すようになります。力一杯速く振り切るためにどうするかではなく、雑誌的なゴルフクラブをオンプレーンに動かそうしたりして、体全部が止まってスピードがなくなる→軽くしないと上手くいかなくなる→軽くしたらもっとおかしくなる。という負のスパイラルに入っている人が非常に多く、それも長年我慢に我慢をし続けて、末期症状で当店にご来店というパターンが多いのが現実です。
軽くて柔らかいものは下手な人でも使える、というのは幻想です。
力一杯打つとプッシュスライスしか出ないから、力一杯打たない様にしている。それではゴルフはダメでしょうという話です。やはりしっかり振って自分なりに安定しないとダメなのです。自分の力に見合う硬くて重いゴルフクラブを持っていないから安定しない訳です。振ったら曲がるから制限かけて曲がらないようにしようと思っているから体のいろいろな所に制限かかる。そういうゴルファーのゴルフスイングは手打ち経口で振り切れず、全体的に動きがギクシャクして、結局その事も安定しない理由になっています。こうなると完全に負のスパイラルですね。
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