ゴールデンウィーク(2024年)

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5月8日(水)より、通常どおり営業を致します。

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並行輸入ゴルフクラブの問題点

重量精度・研磨・シャフト問題

円高の時期になると、並行輸入物が注目を浴びる様になってきます。極めてわずかですが、そういう商品を追いかけるゴルファーもいらっしゃいますし、またネットで購入した時に自分が知らないうちに、知らされないうちに並行輸入品をつかんでいることがあるかもしれません。これは怖いですね。

今はメーカー側の努力もあり、内外価格差も以前と比べれば是正されているので、円高になったからといって、ビックリするような価格になるワケではありませんが。それでも1円でも安いゴルフクラブを追い続けているゴルファーにとっては、並行輸入物のゴルフクラブは、一見魅力的な商品に映ることでしょう。

果たして、並行輸入品のゴルフクラブは大丈夫なのでしょうか?

そもそも並行物は欧米人が使い、主に米国で消費されることを前提に作られている商品です。米国ではドライバーは$299が標準相場です。欧米人は格段に体格にも恵まれていますし、道具を最大限使いこなしてまで飛距離を稼ぐ必要性も少なく、とにかく普通に振れば猛烈に飛んでしまう人が多いですから、ドライバーは重くて硬ければある程度機能してしまうワケで、一部のゴルファーを除けば、ゴルフクラブに対する要求も根本的に多くない方が、マーケットの約半数いると思っていいでしょう。

ですからメーカーも製造工程のいろいろな部分で精度を落として、$299で利益が十分出るようなゴルフクラブを作ります。クラブヘッド重量やライ角・ロフト角の精度はもちろん、ヘッド研磨の出来映えが悪い物でも、普通に製品として流通しています。日本で流通しているゴルフクラブは、それでもバランスだけは0.5ポイント前後の誤差範囲で調整されて組み立てられていますが、並行物は2ポイントの範囲でバランスが大きくバラついていたりします。これでは振ったときに感じるゴルフクラブの重さが極端に違います。本当にこれで売っていいのか?と疑問に思いますが、やはり体力のある方々にとっては、ちょっとした誤差に感じるだけなのかもしれません。

三菱など日本メーカーのシャフトが装着されていたとしても、日本で見たことがないようなデザインのシャフトは、米国用に作られた廉価シャフトです。国内で流通していないシャフトであれば、シャフト単体で後から入手することも出来ませんので、米国仕様のゴルフクラブをセット組で揃えた場合で、1本だけシャフトが折れたりした時には困る事にもなりますので注意が必要です。

では、米国で売られているモデルが国内の正規代理店を経由して売られている場合、物は同じなのでしょうか?

私が知る範囲では、かなり選別されたパーツが「日本向け」として使われていると聞きます。組み上がったゴルフクラブを直接調べても、カタログ上で米国モデルだとしても、国内正規品はある範囲の規格に納まっていて、並行物との違いはハッキリ感じられます。中国で組み立てられているとしても、日本用に選抜されたスタッフが組み立てているなど、米国仕様と異なる何らかの工夫がされていることが想像できます。

見た目が同じだから、という理由でゴルフクラブを電化製品のように買うのはどうかと思います。ここに書いてある誤差に関しても「そんなもの大した事ではない」と感じる方もいらっしゃるかと思いますが。私はゴルフの腕前に関係なく、ゴルファーが適正なゴルフクラブを持つという意味で大切な要素だと考えます。

ゴルフクラブの数字オタクの範疇とは違う、もっと基本的な話しとして、一般的な日本人ゴルファーが自分で並行物を選んで成功するのは楽な事ではないとお考え頂きたいですね。いずれにせよ、目に見える部分、見えない部分を含め、安い=為替レート以外の理由もある、という事だけは認識しておいて損はないでしょう。

欧米仕様ライ角問題

中古ゴルフクラブの問題点中古ゴルフクラブ 調整済みライ角問題について触れましたが、米国仕様のゴルフクラブにはライ角の問題がついてまわります。身長が180cm前後ある方ならこの話しはスルーして頂いて結構なのですが、一般的な身長の日本人ゴルファーが米国仕様のゴルフクラブをそのまま使うと、ライ角が体型に合わずにボールがつかまりすぎて、打ったボールが左へ飛び出しやすくなる可能性が高くなります。

当然の事ですが、米国仕様のゴルフクラブは欧米の標準体型に合わせて、ゴルフクラブがセッティングされていますので、そのゴルフクラブでボールを真っ直ぐ打とうと努力する事自体が、ゴルフスイングを歪める原因となる場合もありますのでご注意下さい。そもそも適正ライ角というものは、身長だけでなく腕の長さとのマッチングなど、複数の要素が複合していますので、身長だけで語れない部分はありますが、大きな傾向としては間違いない事だと言えます。

それでは買った後に細かい調整すればいいと思う方がいらっしゃるかもしれません。しかしクラブヘッドの素材によっては、後から調整できないものもあります。後で頭を抱える事のないようにしたいものです。

この様に、並行輸入のゴルフクラブにもリスクはあります。私は、実のところ何でもかんでもこだわるような人間ではありません。バランス0.5ポイントの誤差はギリギリ許容範囲だと思いますし、ゴルフクラブの総重量が番手ごとに数グラム重かったり軽かったりするのは、製造現場を知っていればしょうがない事なのです。でもそれは、ゴルフスイングに多大なる影響を与えるのかというと、そういう部類の話しとは言い切れません。むしろライ角の1°の誤差は、どんなゴルフスイングのゴルファーが使っても影響が大きいと考えます。ですから私は大切な部分は徹底的にこだわって追いかけて、大きな影響がない部分は、ある意味どうでもいいと割り切る事が大切だと思っています。

そんな尺度を持った私の感性、そして実際のお客様へのご指導とその結果を踏まえた上で言わせていただくと、これまで書いてきたように、中古ゴルフクラブ、並行輸入ゴルフクラブ、そして未調整ゴルフクラブに関しては、一般的に「ゴルフクラブに詳しい」と周囲から言われる方を含めてできるだけ避けて通って頂きたいと考えています。この様な難しい商品の中から、適正なゴルフクラブを選んで手に取るという事は、知識的にも、測定環境の確保においても、一般的には困難な事だからです。

時間とお金をかけて、真剣に一生懸命練習するのですから、やった事がやった分だけ、正の資産として体に蓄積して欲しいです。頑張った分だけゴルフスイングを歪ませる様な、自分に合っていないゴルフクラブを使ってしまう事が、どれだけ損をする事なのか、懸命なゴルファーであれば十分ご理解頂いていると思います。もっと根底にはフィッティングが必要です。その方の体型や体力に合った適正な仕様を、静的・動的な観点から割り出し、それに極力近い精度のゴルフクラブを持つ事が上達への近道だと、私は考えます。

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