スライス・フックの原因とゴルフクラブ
シャフトフレックスの変化
シャフトフレックスの変化に注意しなければいけません。
ここ数年で、大手メーカー品のシャフトフレックスが変化しています。具体的には外国ブランドに顕著ですが、とても軟らかくなっているのです。これはゴルフ人口の高齢化に対応してメーカーの判断で変更してきているのです。フレックスにはJIS規格のような厳密な規格はなく目安程度に考えなければいけません。
6〜7年前のRフレックスは、現在のゴルフクラブではSフレックスに相当します。シャフトの設計や素材の進化で軟らかくなっても、ボールは左右に曲がりにくくなっているとはいえ、急激な変化でゴルファーの頭の中と体がマッチしない状態になっています。シャフト重量の軽量化が進んだことも、柔らかくなった原因の一つでもあります。使用材料を少なくする事で軽量化はできます。
デメリットは使用により性能(弾きや弾道の安定性が低下する)が劣化するスピードが速くなっていることです。ドライバーのシャフトは他のどの番手より最も軽いシャフトであり、使用頻度も多いので、4年程度が交換の目安とお考えください。
また、各メーカーともプロモデルシリーズは過去の規格を踏襲している傾向にあり、シャフトフレックスは混乱している状態です。
軟らかすぎるシャフトは、ヘッドスピードの減少、ボールが左右に大きく曲がる、などのマイナス面がたくさんあります。
Sフレックスを購入したのに、硬く、重く感じない。軟らかく感じて不安と云う方は、迷いなくXフレックスを購入してください。それが昔のSフレックスです。
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