ゴルフクラブメーカーの実態と評価
ゴルフクラブの真実と評価
SYB ゴルフクラブ評価
SYB エグナック3 ツアーAD SL-5/R2
現代の昔風シャフトという感じ。現代風というのは、振動数を測ると物理的には硬いけれど、人間が振ったときに硬く感じない、計りで計測すると重いのだけれど、人間が振ると重く感じないテイストを持っているということ。このシャフトは計りにかけた重さも感じるし、フレックス相当の実打感も感じることができるという意味で昔風と表現してみた。総じて誰でも打てる系のシャフトの1本だ。あまり力がなくても先端が走る。
昔風である利点は、こういう昔風のシャフトでゴルフスイング作りをしてきたゴルファーには、安心して使えるシャフトだと思う。
本来ゴルフクラブは、振った時にゴルファーに情報が入ってくるゴルフクラブであった方が、これからゴルフスイングを作るゴルファー、上達しようとしているゴルファーにはいい面もある。あまりにオートマチックすぎて、ゴルフクラブがどんな仕事をしているのか感じられないゴルフクラブより、重さを感じ、しなりを感じ、今何が起こった結果、どのようなボールが出たのかを蓄積していくという意味では、こういった古典的テイストが残っている事で、適切な情報が体に入っていくシャフトは、ゴルファーの成長過程に、本来は必要な要素だとも言える。アシスト機能がありすぎるとか、重いのに重く感じられないというのは、結局事実と違うことを感じ取っているわけだから、マイナス面はあるが、このシャフトは、そういったマイナス面はないシャフトである。
この組み合わせは、シニアや振れている女性にいいだろう。
クラブヘッド単体の性能や特徴に関しては、今風でないシャローフェイスの大型。このようなデザインは、今非常に少なくなっているので希少性が高い。重心距離はヘッドが大きい割にはそれほど長くなくて、扱い良く、球は上がりやすい。ハードヒッターでも球が上がらないというゾーンもいるので、そういうゴルファーにはピッタリだ。バックスピンは少し多め。
2008.5.12
| 打ち出し角 | 4.5（5：高い 1：低い） |
|---|---|
| ボール初速 | 3（5：速い 1：遅い） |
| バックスピン | 4（5：多い 1：少ない） |
| つかまり具合 | 4（5：多い 1：少ない） |
| 打 音 | やや高金属系 |
| 操作性 | 4（5：良い 1：悪い） |
| シャフトの調子 | 先 |
| 体力レベル | 2～3.5（5：必要 1：必要ない） |
| ゴルフスイングの分類 | 全タイプ可 |
※表中の『ゴルフスイングの分類』は、北市秀男式ゴルフスイング6分類に基づいて解説しています。詳細に関しては、表中のリンクから飛ぶことができます。
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