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ボーケイ スピンミルドSM4 N.S.PRO 950GH/S
パッと見た感じの形状は前モデルとほとんど変わらない印象で、多少首周りが変わったなというところと、リーディングエッジが出っ歯気味になっている感じ。別に違和感は感じられない。
ソールは跳ねない感じがあって、強く意識して作っているのかもしれない。溝が増えていてフェース面を見ると溝が詰まっている印象を持つが、実際の打出し角はむしろ前モデルよりも高くなっていて、実際には外で打ってスピン性能を検証してみないと何とも言えない部分がある。溝の本数が多ければ草の排泄は当然良くなるので、ラフからの性能は良いはずだ。
カタログデータ上のバランスは前モデルと同じになっているが。実際に私が振った感覚ではヘッドが軽く感じられる。原因はグリップだと思う。グリップのゴムコードが結構硬くなっていて、右手の当たるところが太くなっている事が大きな要因と言えるだろう。以前までのモデルは右手側が細かったので、ある意味異常なねじれなどを感じて、クラブヘッドの重さ、シャフトの緩さが強調されていた部分があるが、今回グリップが変わった事でそういう部分が正常な状態に感じられる様になったという印象がある。
ヘッドが効いていて良いな。と感じていたゴルファーにとってはマイナス方向であろうと思うし、寄せだけを考えるのであれば、もう少しバランスが重くてもいいかもしれないと感じる。
フェース面はプラズマ処理が施され、バンカーショットなどよるフェースの摩耗に強くなっているそうで、長持ちするというメリットはユーザーにとってはありがたい仕様のはずだ。
ウェッジをN.S.PROにするとシャフトが軽すぎて弊害も多いので、アイアンがN.S.PROだったとしても、一般的にはダイナミックゴールドをお勧めしたい。
2012.1.23
※表中の『ゴルフスイングの分類』は、北市秀男式ゴルフスイング6分類に基づいて解説しています。詳細に関しては、表中のリンクから飛ぶことができます。
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