北海道のゴルフコースと練習場
北海道ゴルフ場ガイド
ツキサップゴルフクラブ
北海道札幌市清田区有明412-5
TEL:011-881-6701 FAX:---
URL:http://www.tsukisappu.co.jp/tsuki/index.php
総評/ツキサップゴルフクラブ
地元民も一目置く、アスリート向け本格コース
ツキサップゴルフクラブは、歴史ある北海道の地場ゴルフ場のひとつ。コースメンテナンスのクオリティが非常に高い。
レギュラーティからでも約6600yあり、ある程度ドライバーの飛距離がないと厳しい。比較的アスリート向けで、地元でも一目置かれる硬派なイメージがある。アップダウンもそれなりにあるので、徒歩、スルーのラウンドに慣れていない道外ゴルファーは、旅行前から少し事前に歩くなどして準備しておくといい。
コースレイアウト/ツキサップゴルフクラブ
ツキサップゴルフクラブは林間コース。1本1本の木が大きく密度が高い。
コースを横方向に切ったときの断面が、灰皿をひっくり返したような形状をしていて、高い部分にフェアウェイとラフ、両サイドの低い部分に林があるような形状。よって林に落とすと横に出すしかなく、一気に苦しい展開が待っている。
基本的にコース幅は広い。ティーグラウンドからは、基本的に打ち下ろしになっていて、打ち上げは数ホールしかない。
フェアウェイ/ツキサップゴルフクラブ
ツキサップゴルフクラブは、コース作りにしっかり時間や資金を投入しているし、セルフプレーはできないコースなので、フェアウェイの状態で不満はないだろう。
特別な競技がない限りフェアウェイも広いが、メンテナンス能力が高いということで、いざ本気を出されてコースを作られると、フェアウェイを極端に狭くしたり、ラフを猛烈に伸ばしたり、状況が大きく変わることもある。
ラフ/ツキサップゴルフクラブ
ツキサップゴルフクラブのラフは、密度が濃いところは物凄く深かったりするので、刈り残しの所とかにたまたま入ったりすると、手が痛くなるほど粘る。深いとそう簡単には打てないよ、という感じはある。
グリーン/ツキサップゴルフクラブ
ツキサップゴルフクラブのグリーンは管理がよくて速いのだが、結構しっかり芝目がハッキリある。逆目は重く、順目はスーっと走ってしまうという、速いながらにも逆目と順目のメリハリがある。
フェアウェイから打てばちゃんと止まるし、ラフからだと止まりにくいという、ちゃんとした管理になっている。グリーン面が、1枚1枚違う作りになっているので、全体的に上からだと○○、のような統一した傾向は特に見あたらない。
バンカー/ツキサップゴルフクラブ
ツキサップゴルフクラブのバンカー砂は普通の川砂で、あまりサクサクでもなく、悪い印象はない。北海道の昔ながらの地場コースの砂だなぁ、という感じ。
練習場/ツキサップゴルフクラブ
ツキサップゴルフクラブの練習場はネットがない、距離のあるドライビングレンジが併設されている。
途中から急角度で打ち上げになっていて、気になる人もいるだろう。ドライビングレンジに練習用バンカーがあるので、SWを忘れずに。アプローチグリーンは非常に小さく、狭い場所に、しょうがなくくっつけたというような作り。
練習グリーンは広いが、本グリーンの速さの差が結構って、全然違う印象で当てにならない。コースの方が速いという印象がある。
攻略一口メモ/ツキサップゴルフクラブ
ツキサップゴルフクラブは1打目が基本的に打ち下ろしになっているので、高い球を打っていっても、あまりメリットがないコースと言える。
ドッグレックもあるが、あまりショートカットできるようなレイアウトもなく、結局、真ん中真ん中に打っていくのが一番いい結果になるだろう。400y以上の打ち上げのPAR4は、ボギーでいいと思ってやるしかない。
そういうホールはキッチリ手前から寄せられる設計になっているので、ちょっと短くても真っ直ぐ打っておけば、寄せワンが十分ある。無理にパーオンは狙わない。取れるところはキチっと取れるように、メリハリをつけたマネージメントが必要。
3番:1打目、思い切って右の斜面に打つ。左に引っかけてOBにならなかった場合も苦しい。もし左に入ったらおとなしく1打使って出すべし。
4番:PAR4だが、飛ばない人はPAR5だと思え。1打目が260y以上打てる人は思いきって。セカンドでグリーン面が見えないうえに、奥が浅いから、手前から転がして入っていく感じで。
7番:ティーショットで特に右が危ない。転がってOBになりやすい。フェアウェイが左前方に傾斜しているので、上手く合わせてドローが打てるといいが、引っかかると深い谷が待っている。
14番:右に木があるので左から回っていく感じで攻める。ティーショットが左目に打てればなんとかなる。
16番:打ち上げが見た目以上にありショートしやすく、手前のバンカーに入る人が多い。グリーンの左手前に残せれば、寄せワンもある。グリーンは奥から下りだが、実際にはそんなに速くはない。
※数字はホール数で、北市秀男が自分でラウンドする際に、特に注意するホールをピックアップしました。ラウンドの事前情報として参照してください。
《NEXT》→『ニドムクラシックコース』