ゴールデンウィーク(2024年)

5月4日(土)〜5月7日(火・定休日)は、お休み致します。
5月8日(水)より、通常どおり営業を致します。

北海道のゴルフコースと練習場

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北海道ゴルフ場ガイド

小樽カントリー倶楽部

北海道小樽市銭函3-73
TEL:0134-62-5050 FAX:0134-62-5666
URL:http://www.otaru-cc.com

総評/小樽カントリー倶楽部

日本でも珍しい、極端にフラットな戦略的コース

小樽カントリー倶楽部は、とにかく平らなコースで、とにかく距離が長い。ドライバーが飛ばないと話しにならないコース

名物は風。海側のホールは球が飛ばないし、大きく流される傾向がある。コース内の木がそれなりに高いので、内側や真ん中のホールは風も多少ガードされている感じがあるが、外周のホールは風の影響をものすごく受ける。

海辺を回るアーメンコーナーと呼ばれるホールなどは、そういう影響もあって本当に考えるべきことがたくさんある。

コースレイアウト/小樽カントリー倶楽部

小樽カントリー倶楽部のグリーンは、他のコースと比べるとコンビーフ缶のような形状になっていて、なおかつグリーン周りのラフが極端に短く刈り込まれているので、上の面に残らないとダラダラと下まで落ちてしまう。そうなると次の寄せがまた厳しい状況になる。北海道でもここまでやっているところはそう多くはない。

下が砂地だからなのか、コース自体は平なのにスポンジのようにファーストバウンドでボールの威力を吸収してしまうような効果を持っていて、転がる球を打たないとドライバーも飛距離にはならない

ボーンと跳ねずに、ドスッ、トントン、という感じ。一方で入射角が薄く滑るように着弾すると、果てしなくランが出るので低い球が必要だ。

フェアウェイ/小樽カントリー倶楽部

小樽カントリー倶楽部 フェアウェイ写真 小樽カントリー倶楽部のフェアウェイは広い。ラフだけでなく、フェアウェイでも引っかかる感じがある。

スルッと抜けず、ガキッと腕にくるほど引っかかることがあって、私自身、なぜかはわからない。

なかなか綺麗に抜けないので、巻き込みフックが出たり、シャンクが出たりと、初めて回った人にそういう結果が出るところを、数多く見ている。

ラフ/小樽カントリー倶楽部

小樽カントリー倶楽部 ラフ写真 小樽カントリー倶楽部のラフは基本的には短いが、ちょっとでも長いと引っかかる。ラフの質に関しては、北海道のコースの中でも異質。

一般的に北海道の芝は、ヘッドとボールの間に噛んでもフライヤーしないのだが、この芝はたまにフライヤーが発生する。

道外からのゴルフ旅行者なら大丈夫かもしれないが、一応注意しておいた方がいい。とにかく引っかかってうまく抜けない。

グリーン/小樽カントリー倶楽部

小樽カントリー倶楽部 グリーン写真 小樽カントリー倶楽部のグリーンは大きい。

2段3段グリーンになっていて、ピンがある段に乗らないと、3パットはすぐに見えてきてしまう。傾斜は非常にヨミずらい。

例えば輪厚などであれば見た感じでわかるのだが、切れるのか切れないのかわからないし、ほぼ同じ所から打ってもフックしたりスライスしたり、本当にボール1個分違うと、ラインが変わることがあって謎だ。

バンカー/小樽カントリー倶楽部

小樽カントリー倶楽部 バンカー写真 小樽カントリー倶楽部のバンカーの砂は、トーナメントコースとしてはいただけない状況。

砂質は粘土っぽい赤土のような状態で、乾いていればなんとかなるが、濡れると距離感も出にくく手に負えない。水はけも悪く、雨が降るとバンカーは池になりやすい。

砂の厚さもまばらで、上の層は乾いていてもスグ下はウエットでガッチリ締まっているということもあるので、しっかり足入れをして、状況把握をしないと痛い目に遭う。

バンカーのエッジが垂直にとがって、リンクスチックな傾向になっている。ティーショットで入るバンカーは深いものが多く、そこに入れると出すだけになってしまうので避けたい。

練習場/小樽カントリー倶楽部

小樽カントリー倶楽部 練習場写真 小樽カントリー倶楽部の練習場は平坦で広く、非常に開放的だ。寄せの練習場が道路を挟んだ別の一角にあり、グリーンは1面だけだが、非常に広い場所が確保されている。

残念ながら、寄せ用のグリーンはパターができるほどではなく、スピンや転がりに関しては正確にはつかめないが、周辺の芝がいいので練習になるだろう。

バンカーもあるが基本的には砂が入っていないし、砂質もコースとは違う感じもあるので気休めといったところだ。

攻略一口メモ/小樽カントリー倶楽部

小樽カントリー倶楽部はいろいろな意味で回っていて疲れるので、あまり集中しないで18H回りきらないと、本当に疲れ切って、最後にバタバタ叩くことになるのでメンタルを含めたペース配分も大切だ。力という意味でなく、最初から飛ばしすぎると本当にいいことない。旅行者は「小樽だ!よぉ~し」と張り切り過ぎないようにするといい。

適当にスタートして、真ん中くらいでピークが来て、最後疲れ切らない程度でホールアウトを迎えたい。それでちょうどいい。このことは、私が小樽に行ったときの重要なポイントだ。

小樽カントリー倶楽部はとにかくグリーンがくせ者で、いつ行っても入らない。最近は「このコースは入らない」と思って行っているので怒りもないが。読めていて、自分のイメージどおりのいい球を転がしても入らない。結局、読めていないということだと思うが、それほど難しい。

「試合のある前後はよく入る」という話しは聞くので、ローラーがかかれば状態はいいのかもしれない。個人的にはグリーンの芝を張り替えてから、まだそれほど年数が経過していないので、細かい凹凸が残っていて、それが全体の大きい傾斜と違う動きを左右しているのではないか?それが見えない人には読めない、と考えている。

逆に言うと曲がるんだか曲がらないんだかわからない所につくよりも、激しくフックする、激しくスライスするというような、極端なラインについた方が入る。

芝目はほとんど感じない…と思う。正直、理解できない。これだけ行っているのに理解できないグリーンというのは、自分の中ではない。普通は何らかの傾向がつかめてきて「ああ、こうなんだね」と、わかるようになってくるものだ。ここは普通ではない。何か特別なものを感じる。

2番:左の池が平成19年に改造され、レギュラーからでも入るようになった。右に外しても木を気にしながら池越えになって苦しい。グリーンもショーとすると刈り込まれているので池に入りやすく、入れたら即トリプルが見えてきてしまう。

4番:池越えなのだが外周ホールで風の影響が大きい。グリーンに奥行きがなく距離感が大切。オーバーしても寄せが効くので、大きめのゴルフクラブで。

6番:ティーショットでの左のバンカーは絶対にダメ。

7番:距離感がわかりにくい。とにかく風が強い。左おくにピンが切ってあることが多い。とても狭い。右に乗せると3パットがある。難しい。

8番:木があって220~30yの人は真後ろになりやすい。アゲインストが多く、セカンドも相当戻される。グリーン手前2~3yのところに乗っても、バックスピンで戻って池に入ることが多い。不思議だ。

9番:1打目はバンカーの左サイドに確実に。2打目以降は大きな目標物がないので、狙いや距離感の管理が非常に難しいホールだ。

10番:ティーショットが難しい。右に曲げるとOBが意外と近い。左の木も密集していて大変。左の木は枝が強く、葉に当たっただけでもどこに行くかわからない。もし引っ張り込んで左の林の手前に行ったら、意外と距離は残らないので、木を超えるゴルフクラブを持って、左目にショートカットするように打った方が結果がいい。

14番:左は木が出ているので右寄りに打つのがいい。距離はないがグリーンが砲台になっていて、受けグリーンになっていないので止まりにくい。一度近くに刻むという選択肢も視野に入れながら。

16番:プロがポロポロ池に入れるホール。1打目が右の林の後ろに行ったらどうにもならないので、そうなったら左へ大胆に刻むしかない。基本、左左に逃げるべし。

18番:左右の2段グリーン。左の手前バンカーが巨大なので相当厳しい。セカンドの距離感は2番手くらい上げるイメージで普段プレーしている。

※数字はホール数で、北市秀男が自分でラウンドする際に、特に注意するホールをピックアップしました。ラウンドの事前情報として参照してください。

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