ゴールデンウィーク(2024年)

5月4日(土)〜5月7日(火・定休日)は、お休み致します。
5月8日(水)より、通常どおり営業を致します。

北海道のゴルフコースと練習場

ゴルフが安定しない理由
スイングを疑え
ゴルフ雑誌の情報通り練習しては駄目
ゴルフ体操とスマッシュロジックを体験
YouTubeの色んなゴルフレッスン動画の見過ぎは注意!
初心者・女性・アベレージゴルファーのお店 サイエンスゴルフアカデミー:ゴルフスイングとゴルフクラブの選び方
サイエンスゴルフアカデミー:ゴルフスイングとゴルフクラブの選び方
全国のゴルファーに支えられ、創業30年

北海道のゴルフコースと練習場

北海道ゴルフ場ガイド

札幌国際カントリークラブ 島松コース

北海道北広島市島松49-5
TEL:011-376-2221 FAX:011-377-5440
URL:http://www.shimamatsu.co.jp

総評/札幌国際カントリークラブ 島松コース

植林した木ではない、自然を切り開いた重厚なコース

札幌国際カントリークラブ 島松コースは、歴史のある北海道の地場ゴルフ場のひとつ。現在は国内女子ツアー『明治チョコレートカップ』開催コースでもある。

雄大な北海道のコースという印象ではないが、自然を切り開いて造成したコースだということが、ヒシヒシと伝わってくる景観でとても重みがある雰囲気だ。

コースは難しい要素を多分に含んでいる。A/B/Cコースの27ホールで、Cコースは開場から8年後に追加されたもので、グリーンの速さが違うなど、Cコースが絡むとラウンドはさらに複雑化する。

コースレイアウト/札幌国際カントリークラブ 島松コース

札幌国際カントリークラブ 島松コースは、林間コースで思いのほかアップダウンがあって、細かいアンジュレーションも多い。

山岳コースとまではいかないが、それに近いくらいの印象があって、道外からトーナメントコースだという情報だけで初めて来たゴルファーにとっては、少しイメージが違うかもしれない。

フェアウェイ/札幌国際カントリークラブ 島松コース

札幌国際カントリークラブ 島松コース フェアウェイ写真 札幌国際カントリークラブ 島松コースのフェアウェイは一般的な北海道の芝で、密度もあるし、管理もいい部類だが、絨毯のように美しいというわけではない。

開業してから日も経っているので、やむなしという面はある分、そこがこのコースの味とも言える。

ラフ/札幌国際カントリークラブ 島松コース

札幌国際カントリークラブ 島松コース ラフ写真 札幌国際カントリークラブ 島松コースのラフは非常に粘る。特にグリーン周りなどはメチャメチャきつく、本当に難しい

そろっと打とうとすると芝が引っかかって飛ばないし、ガンと打てばピューっと出ていってしまうので、もう寄らない。島松のグリーン周りのラフからは、スピンのかかるボールは打てないと思った方がいいだろう。

だぁーっと転がっていってしまうことを読み込んで、落とし場所を考えた方がいい。

グリーン/札幌国際カントリークラブ 島松コース

札幌国際カントリークラブ 島松コース グリーン写真 札幌国際カントリークラブ 島松コースのグリーンは全体的に受けグリーンです。速くて硬いので、いいボールを打たないと止まらない。

Aコース、Bコースは管理が非常に近い状態で、トーナメントもAコース、Bコースを使う。Cコースは1グリーンで後から付け足したコースなので、A/Bコースと比べて、遅くて芝目が強い傾向にある。

BコースからCコース、またはCコースからAコースでやらされると、グリーンのスピードが全然違うので、前半のタッチを断ち切って、新たに対応しなければならない難しさがある。

バンカー/札幌国際カントリークラブ 島松コース

札幌国際カントリークラブ 島松コース バンカー写真 札幌国際カントリークラブ 島松コースのバンカーは、アゴの高いところが比較的多いので、ボールがピッタリと端にくっついたりすると大変だろう。

練習場/札幌国際カントリークラブ 島松コース

札幌国際カントリークラブ 島松コース 練習場写真 札幌国際カントリークラブ 島松コースの練習場は、200yくらい打つと向こうの林まで行ってしまうが、ドライバーも使える練習場が併設されている。全体が、ちょっと斜めに傾いているのも特徴。

寄せ、バンカーもできる場所はあるが、寄せをやった後にパターができるようなグリーンではない。

練習用のパッティンググリーンと本グリーンのスピードは一致していると思う。

攻略一口メモ/札幌国際カントリークラブ 島松コース

札幌国際カントリークラブ 島松コースは、自然の地形を活かしているので林の木も高いのだが、木の上には非常に強い風が流れているので、風の読みが大事になってくる。

Aコース、Bコースは2グリーン。Aグリーンと呼ばれる本グリーンと、Bグリーンと呼ばれるサブグリーンの大きさは極端に違い、サブグリーンの時は正直勘弁してくれという感じだ。

Bグリーンはグリーンが小さすぎるので乗らない。とにかくあの辺に打っておくしかないというレベルで、小さい分寄せも効きにくく、なかなか難しいところはある。

グリーンを底部にして、周囲がすり鉢状になっているホールがほとんどなので、例えば左にピンが切ってあるときに、左側に外すと、もう絶対に寄らないところに追い込まれる可能性が高い。

このコースはピンがどの位置に切ってあっても、常にグリーンのセンター狙いがいい。どこにピンが切ってあろうが、本グリーンもそれほど巨大ではないので、センターに乗っていれば全部バーディチャンスだ。基本は林に入ったら、1打使って出すべし。

A3番:左あるバンカーの左側は、見えにくいがOBで、220~230y打つとNGだ。狙い目はフェアウェイ真ん中の木。地形的に一番高くなっているので、風の影響が非常に強い。2打目は打つ場所がわからないので、見に行ってチェックした方がいい。グリーンは受けが強い。

A4番:真っ直ぐ打つとサブグリーン方向なのだが、そこに打っていくのがいい。景色的にはプッシュスライスを打たされやすいが、それを見越して、その辺りがポケットになっている。グリーンの左手前に巨大な木と深いバンカーがあり、そこには入れたくない。セカンドが打ち上げになっていて、グリーン面が見えず、ボールは止まりにくい。距離は短いが、はまるホールだ。

A8番:左からの風が強い。グリーンの左右にバンカーがあり、右に入れたら大叩きになる。手前の花道というものもないに等しいし、逃げ場がなく難しい。

B2番:グリーン手前が左に傾いている。左側にはポケットゾーンがあり、ちょっと引っかけると入って、ボールが見つかりにくいので要注意。

B6番:ここも大叩きする。2打目に目標になるものがない。左に引っかけるとサブグリーンのウエットなところにに行ってしまい、球が見つからない。右へ持っていくべし。

B7番:すごい打ち下ろしで、手前には巨大なバンカーがある。狙い所は本グリーンとサブグリーンの間。ちょっと引っ張り込んで乗ればOK。グリーンオンを直接狙わないほうがいい。

C7番:1打目が谷越えで、すごく狭く見える。右は見えないところがフェアウェイになっていてセーフ。左はひどいつま先下がりのライからになってしまう。セカンドは打ち上げでグリーンは小さいので、飛距離精度が要求される。

C8番:ものすごくうまくいくと2オンもある。でも引っかけるとスグにOBだ。手堅くいくなら右の斜面狙いだが、雨が降っていたりするとボールが落ちてこないので、刻みも視野に入れて。

※数字はホール数で、北市秀男が自分でラウンドする際に、特に注意するホールをピックアップしました。ラウンドの事前情報として参照してください。

《NEXT》→『札幌ゴルフ倶楽部 輪厚コース