ゴルフクラブメーカーの実態と評価

PING G MAX CFS J50

弾き感が非常に高く、球がすごく飛んだ気分になる打球感・打球音にかなり変化した様に感じる。今までのアイアンのヘッドは、ロストワックス製法の単一構造、ステンレス素材でずっと作られてきたわけだが。この製法の良いところは金型代が掛からないという事で、非常に安くゴルフクラブが作れるというところがある。

中古クラブには危険が…どんな？

キャビティを大型化していきながら、フェース面をどんどん薄くしていく。ソールの下に近いところまでキャビティを深くし、アンダーカットキャビティと言われるものまで、どんどん進化してきたわけだが。実はそれを達成したのは、もう概ね15年以上前の話で、そこからは実はそれほど製法には大きな進歩は無かったと正直思っている。マイナーチェンジの様に徐々にアイアンは熟成したという感じに思うが、今回はかなり感じが違いPINGの方もかなりの薄肉化をフェース面に達成したという説明も受けている。

ネット購入にも落とし穴が…なぜ？

それには強度アップという事がセットにならなければ、当然フェース面が打っていくうちに曲がって行く様な事もあり、無理にフェース面を薄くすると打球感も逆に悪い方向へいくわけだが、今回はフェース面の薄肉化プラス熱処理による高強度化というところで、非常にバランスの良いアイアンヘッドに仕上がったなと思う。

大型店のフィッティングではダメだ…え〜

データを見てもものすごく距離が出ていて、バックスピン量が極端に落ちてという事ではなく、距離が出ている事で、初速度アップが前のものに比べて完成されていると思う。

形状としては、ずっとPINGが引き継いできた形と、ほぼ全く問題なく追従しているわけだが、カーステンアイアンが廃番になり、形としてはほぼ踏襲した形で今回のGマックスアイアンがラインナップされたと考えている。ソケット、フェルールとも言うが、ヘッドのネックの先っぽに付いている黒いプラスチックのパーツ、PINGはこれが昔からないメーカーになるが、今回のモデルから全てのヘッドにフェルールが装着になる様だと聞いている。どちらかというと、こちらの方が世の中として主流なので、これはこれで良いのかなと思う。

スイングに大きな問題があるとクラブを変えるだけではダメ…どうすれば？

シャフトは、今回CFS系列のスチールシャフトが全てなくなり、CFSのJ50というカーボンシャフトが標準になるわけだが。非常にしなやかな感じの動くシャフトで、ヘッドが上手く走るなというふうに感じた。ただ、Rが40g台、Sでも50gそこそこということで考えると、かなり軽量カーボンシャフトという印象だが、実際に振るとそれほど軽いという感じもない。粘りがある事で少し重さを感じてはいると思うが、非常に打ちやすいシャフトではあるなと思った。

短時間のワンポイントレッスンで大きく変わる…本当？

新しく日本シャフト、モーダス3のツアー105というシャフトがラインナップされている。120も今回は標準シャフト扱いになり、標準シャフト自体の価格としては、スチールの場合は本体価格1本16,000円という事で値段は変わっていないが、実は今までモーダスなどを装着するとアップチャージが発生して、カタログよりも高いアイアンになっていたのだが、今度は標準対応という事で実質値下がりになった。モーダスのこの105は、なかなか良いシャフトになった印象で、軽いのだがきちっと芯があり、あまり極端にしなって遅れてくる感じもなく、適度に硬さもしっかりあって非常に好印象のシャフトであった。

総じて今回のGマックスは、ソールの幅が広すぎて見栄えが格好悪いとか、そういう事のない、ある意味、実を取るというという事であれば、非常に良いアイアン、優しいアイアンになって、距離もPINGとしては過去最大と言っても良いだろうと私は思った。

サイエンスゴルフアカデミーのゴルフ合宿…効果あるの？

※表中の『ゴルフスイングの分類』は、北市秀男式ゴルフスイング6分類に基づいて解説しています。詳細に関しては、表中のリンクから飛ぶことができます。

ピンに関するメーカー総合評価は『PING（ピン）評価評判・口コミ』をご覧下さい。

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