ゴルフクラブメーカーの実態と評価
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SYB ゴルフクラブ評価
SYB エグナック3 ロング Ver.1/R1
このシャフトは、あるグラファイトデザイン設計の中からいいものをチョイスして、それが軽いモデルしかなかったので、同じしなりパターンで重いのが欲しいと言うことで、グラファイトデザインにカスタマイズして作らせたシャフトという経緯があるそうだ。
振った感想も、まさにそういう感じだ。当店にも軽い方のモデルは試打があっていい印象を持っていて、振れている女性などにたまに使うこともある。このLONGというシャフトは手元も太く見えるのだが、率直にいうと古さを感じるシャフトだ。10年ほど前に、フォーティーンが長尺ブームを作った頃のシャフトテイストに近くて、ちょっと古いなという印象がある。
47インチという超長尺なので、さすがに振った感じは少し重いのだが、46インチくらいを振っているような感覚で振れるのは素晴らしいところだ。現代的な振りに行ったらスッと重さがなくなるようなシャフトではない。昔の感覚の方がいいというゴルファー、軽い感覚が必要ないゴルファーにはこっちの方がいいだろう。比較的、引き下ろし動作の強いゴルファーに向いているのだが、ゴルフクラブが長いので、腕だけで打ってしまうとコントロール出来ないので、下半身リードで振れる人で、かつ引き込みの強い人、ある程度手元側に自分でしなりを作れる人がいいだろう。
打ったボールは真っ直ぐ飛んで、ボール初速も悪くない。つかまりは明らかにいいので、スライサーでもある程度は使えるようになっている。
クラブヘッドは打った瞬間にバカっと左へ行くくらいつかまる特性がある。明らかに一般向きで、プレリティ6とは違う特性を持っている。長尺に対応できるようにクラブヘッド重量も軽くなっているのも特徴的だ。形状はちょっと薄目のシャローであんパン型。ただ米国メーカーが出しているような極端なシャローバックとかではなく、バックスピンもそんなに多くならないので、安定を取って、なおかつバックスピン量が適正に納まるいい出来だし、楽してつかまるクラブヘッドではあるという事は、プレリティ6との比較論ではある。
2010.4.14
| 打ち出し角 | 3（5：高い 1：低い） |
|---|---|
| ボール初速 | 3（5：速い 1：遅い） |
| バックスピン | 2.5（5：多い 1：少ない） |
| つかまり具合 | 4（5：多い 1：少ない） |
| 打 音 | やや高い |
| 操作性 | 2.5（5：良い 1：悪い） |
| シャフトの調子 | 中先 |
| 体力レベル | 3～4（5：必要 1：必要ない） |
| ゴルフスイングの分類 | Bタイプ全般 |
※表中の『ゴルフスイングの分類』は、北市秀男式ゴルフスイング6分類に基づいて解説しています。詳細に関しては、表中のリンクから飛ぶことができます。
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