ゴルフクラブメーカーの実態と評価

SYB プレリティ6 ディアマナ白/X

ぱっと見た感じで、クラブヘッドが小さく感じる、ディープフェイスにも感じる。そんなにディープに作らないつもりだとは、メーカーの方から聞いていたが、意外とディープな印象を持った。

弾き感が良くて、球のつかまりも適度。装着するシャフトによって、この辺が変わってくるのは当然あるのだが、ベースのヘッドとしては、すごくいいものだと思う。プライスも高いのだが、その分の価値はあるかなと思う。

一般的なイメージより難しくなく、誰でも使えるいいヘッドだと思う。小ぶりな感じがあるので、程良い操作性を求めるゴルファーにはお勧めできそうだ。

このシャフトは万能シャフト的に、ある程度のヘッドスピードがあれば、一定の成果が出るシャフトだ。フレックスSだと緩さがあって、右に左に打ったボールが散る傾向があるのだが、このXフレックスだと初速は速いし、球も散らない、曲がらない、バックスピンが適度に下がる。悪いところが何もないシャフトなので、これはぜひ一度試して欲しいシャフトだ。

このシャフトを使うことで、真っ直ぐボールが飛ぶ様になるので、どんどん強く振れるようにもなってきて、ゴルフスイングも改善してくるはずだ。

薄～く全体がしなる事で、インパクトロスなくボールが押せて、ボール初速が速いという印象があるシャフトだが。かといって硬いという印象もないので、非常にフィーリング面と性能のバランスがいい。フレックスSの評価が悪いのだが、これはメーカーが付けたフレックス表示に問題があっただけで、このフレックスXをSとして売ってしまえば、評価はがらっと変わっていたであろう。世の中のフレックス表示が全体的に下がってしまっていて、なかなか正当な表示が出来なくなってしまっているところからくる弊害かと思う。白マナは63X、重いのであれば73Sが、はまりシャフトだ。

このシャフトも大きな特徴があり、特別な処理などをしないと、本来の性能が発揮されないという大きな特徴を持っている。当ゴルフレッスンスタジオからオーダーされるゴルフクラブは、全品この特別なオーダーをかけていてユーザーの手元に届いている。この組み合わせがいいからと言って、他店やネット経由などで標準品を手にしても、ちょっと違う評価になるので注意して欲しい。正直、スタンダードの仕様は問題があってダメ。当ゴルフレッスンスタジオは試打クラブからして、特別なスペックになっている。

2010.4.14

※表中の『ゴルフスイングの分類』は、北市秀男式ゴルフスイング6分類に基づいて解説しています。詳細に関しては、表中のリンクから飛ぶことができます。

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