ゴルフクラブメーカーの実態と評価

タイトリスト 910 D2 ATTAS-T2 6S A1

メーカーの試打会で打った印象と大きく違った。練習場では当然レンジボールで打っていたワケなのだが、球の復元して出ていくタイミングと、シャフトの戻ってオスタイミングが全然合っていなくて、実は会場で同業者の試打状況を見ていたのだが、標準シャフトで真っ直ぐのボールを打った後に、このゴルフクラブに持ち替えたのだが、ほとんど全員が1球目にチーピンフックを打っていたのを確認している。

それはシャフトが押しているタイミングで球が出ていってなくて、それで押す時に被るのでドロップフックになって上手な業者は3球目くらいで合わせられるのだが、このシャフトはあまり良い印象は持てなかったのだが、今日ここでコースボールを打ってみたら全然違う事が分かった。

緩くて全然ダメだなと頼りない感じが全くないのは、コースボールだったら球が出ていくのが早いので、ボールの復元で出ていくタイミングと、シャフトがしなり戻って押すタイミングが良い感じでシンクロして、ひ弱さも感じなくなった。

練習場の腐ったボールとコースボールでの結果に大きなギャップが出る組合せだなという印象があるので、ゴルフクラブそのものの印象は今日のこの条件ではいいのだが、日常的に使う側になった時、練習場で良い球を打とうとしてもどうなのかな？とか。練習場の試打会で感触が良かったとしても、コースで使うときのギャップが一般のゴルファーには予想出来ないだろうなとか。そういった難しさを感じる。

バックスピン量もソコソコで、結構ストライクゾーンが広いクラブだと思える。

909のD2はシャロー過ぎてティーアップして打つ時に不安感を感じる人もいたと思う。実は当店はそれが理由で909のD2はほとんど推奨してこなかった経緯があるのだが、910 D2のヘッドにはそういう感覚はない。D2とD3の見た目のイメージの差は個人的にはない。メーカーの試打でも次々に渡された時に、どっちがD2なのかD3なのか、渡されてパッと見た形状だけでは明確に判断出来なかったほどだ。

2010.10.25

※表中の『ゴルフスイングの分類』は、北市秀男式ゴルフスイング6分類に基づいて解説しています。詳細に関しては、表中のリンクから飛ぶことができます。

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