ゴルフクラブメーカーの実態と評価
ゴルフクラブの真実と評価
SYB ゴルフクラブ評価
SYB W411V NGS マッハライン FW75/S
NGSというメーカーのシャフトである。日本の小さいメーカーで、価格も安いのだが、性能的には非常に高く、国産という事で、個体差もさほど大きくないだろうと思われる。さすがに75gになると重いし、全体が硬い印象があって、あまり走る感覚はなくなっていくのだけれど、逆に言うと、力があってゴルフクラブを引き下ろす力が強いゴルファーにとっては、適度にしなって、クラブヘッドの遅れがなく、結果が出やすいゴルフクラブだろう。
根本的にこのシャフトは、しなり戻りが気持ち良くあるシャフトで、すごいたまるのだが、ちゃんと出もあるので、たまってたまって、出てこないで右にプッシュアウトするタイプではなくて、ビューンと出てきて、その時に適正なフェースの綴じ込み動作が入り、勝手につかまえてくれるような動きが入るシャフトだ。軽く振り抜けるテイストで、気持ちのいい現代的なシャフト。ゴルフクラブが仕事をしてくれるタイプであるものの、さすがに硬い分、動きはあまり感じられない。パーっと右へ逃げるような球も出ない。
クラブヘッド単体の性能や特徴に関して。ヘッドは2008年に出たモデルで、FC-614と同様にソール溶接である。フェース面で溶接せずに、ソール溶接という、今としては非常に珍しいタイプであることが特徴的だ。他メーカーは大抵フェース溶接で、フェース面をレーザー溶接するわけだが、その方が薄くできるので、溶接時間が短くて済むという事で、生産効率、コストダウンの観点から、その方法を選択するメーカーが多い中、厚いソールを溶接するこの手法は時間がかかるものの、こちらの方が成果が出るという事で、長い間、この構造を採用し続けている。
重心位置、ヘッドサイズ、フェース厚などを、前モデルのスーパーミッドから見直している。重心位置はより下がり、ボールは上がる設計になった。良さはFC-614を継承している感じがあり、弾きの良く気持ちのいいヘッドなので、FC-614でボールが上がり切らなくて、バックスピンも足りなくて、ちょっと使い切れない人には、ちょうどいいクラブヘッドだと思う。ヘッドサイズもちょっと大きめになっているので、大型ヘッドとの相性も良く、流れも考えられている。
2008.5.14
打ち出し角 | 3.5(5:高い 1:低い) |
---|---|
ボール初速 | 4(5:速い 1:遅い) |
バックスピン | 3(5:多い 1:少ない) |
つかまり具合 | 3.5(5:多い 1:少ない) |
打 音 | やや高め金属系 |
操作性 | 4(5:良い 1:悪い) |
シャフトの調子 | 中 |
体力レベル | 5~3.5(5:必要 1:必要ない) |
ゴルフスイングの分類 | 全タイプ可 |
※表中の『ゴルフスイングの分類』は、北市秀男式ゴルフスイング6分類に基づいて解説しています。詳細に関しては、表中のリンクから飛ぶことができます。
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