ゴールデンウィーク(2024年)

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ゴルフクラブ選び方の基本

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ゴルフ5つのやってはいけない選択

軽いシャフト推奨のフィッティング

《動画》ゴルフ5つのやってはいけないゴルフクラブフィッティング【3/5】

「ゴルフ5つのやってはいけないゴルフクラブフィッティング」と題して、サイエンスゴ­ルフアカデミー主宰、北市秀男が、やってはいけないゴルフ5つのフィッティングを解説【3/5】

この話しは、過去ゴルフ業界の全体傾向だったと思いますが、軽いシャフトを推奨されてしまうという話しです。大手量販店を含めどんなゴルフショップへ行っても、試打室には弾道解析コンピュータがあって、ヘッドスピードや球の高さ、どれくらい曲がって飛距離がどうだったかが表示されます。ゴルフクラブの販売店側としては、この解析データはお客への説得材料として大変有効なツールで、あまり細かい理解力のないゴルファーであったとしても万人理解されやすい「飛距離の数字」は、お客の背中を押すためのキラーアイテムと言っても過言ではないでしょう。

過去には当ゴルフレッスンスタジオにご来店されたお客様が「○○○○に行って試打したら、普段7番アイアンで140yくらいなのに、5番で試打させれて180y飛んだデータを見せられた」「どうです、飛ぶでしょ!これは武器になりますよ」と勧められた。「一瞬うれしかったけど、さすがにあり得ない数字だったので怪しいと思って帰った」というお話をされていました。もう5年以上前の出来事だそうなのですが、今でも忘れられない出来事だったそうです。やはり「えっ?俺が5鉄で180y?」という衝撃は大きかったのでしょう。一般的なゴルファーにとって、それだけ飛距離の魔力は大きいということなのだと思います。

弾道解析のコンピュータはパラメータを手動で設定できるところがあり、当店はボールが接地してからのランが、極端に多く出ないような設定にしています。つまりウチの機材で250y飛ぶと出れば、実際のコースではもう少し遠くに飛ぶはずだという辛口設定なのです。しかし、店によっては「追い風設定」などいろんな手段でパラメータに手を加え、ちょっと盛った数値が出るように設定しているかもしれませんので、今使っている自分のゴルフクラブでデータも必ず採取して、あくまでも新旧比較の中で数字を精査していくことが大切です。

しかし、そうやっても注意が必要です。ポイントはシャフトの重量です。重いシャフトを振ることに慣れている体で、軽いシャフトを振るとゴルフクラブが速く振れます。野球のバッターがネクストバッターズサークルで重いマスコットバットを素振りしてした直後に、もっと軽い自分のバットを本番で振るのと同じ原理です。

ゴルフクラブが速く振れればクラブヘッドも速く動くので、物理の法則で球も遠くに飛びます。もちろんコンピュータでも遠くまで飛ぶデータが出ます。そしてフィッターは「どうです?振りやすいでしょ?」などと言ってくるかもしれません。それは軽い物を振った方が人間は楽ですから、それを「振りやすさ」と感じても不思議ではありません。「振り切れた感じがする」だの「風斬り音が違う」だの誉め言葉はいろいろ思いつきますが。軽ければ当然のことで、それをあたかも性能かのごとく肯定するのは非常に危険かつ馬鹿げていることです。

私、独立して20年近くになりますが、実は独立当初の数年間はここに書いたように「ちょっと軽いゴルフクラブにして…」というフィッティングをしていました(汗)。お客様は「振りやすい」「飛ぶ」「楽になった」と喜ぶし、ゴルフクラブを渡してもクレームは来ない。一見、いいことずくめのように思いました。しかし当時はゴルフ練習場内に併設されたゴルフショップだったので、そういうゴルフクラブを渡したお客様の練習姿を日々観察し、その行く末を知って愕然としました。それはお客様が軽いゴルフクラブを振ることに慣れてしまうと、どんどん体を使うのをやめてしまい、結局ゴルフスイングは崩壊し、飛距離が落ちていったのです。

以前は多少無理をしてでも重いゴルフクラブを振っていたことで、体を効率的に使う方法を少なからず行っていたワケです。軽いゴルフクラブを渡された当時は、まだその名残があって腰や肩を回して、ビュンビュンスイングして軽いゴルフクラブでいい球を打っていたのですが、時間経過と共に腰や肩は止まって回転させず、多くのゴルファー達が腕の上げ下ろしだけで処理するような、俗に言う手打ちのゴルフスイングに変化していってしまったのです。

軽いゴルフクラブは体を使わなくなります。重量が軽いゴルフクラブで体を極端に使うと、ゴルフクラブが敏感に反応し過ぎてうまく振れないのです。ゆっくりと、軽~く振った方が結果がいいという人は、持っているゴルフクラブの重量が軽すぎるか、シャフトが柔らか過ぎる可能性があります。いずれにせよそれでは、身体的なポテンシャルを出し切れず飛距離は稼げません。そしてゴルフスイングも退化していきます。未来を見ていない、その場限りのフィッティングは非常に危険です

まずは最低限やるべきスイング修正をかけて、そのゴルファーのポテンシャルを引き出し、そのまま進化したある時期の未来のゴルフスイング像を見極めた上で、どうしても重量を軽くする必要がない限り、軽いゴルフクラブを勧めることはするべきでないと私は考えます。

《NEXT》→『利害関係が絡んだフィッティング

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