《動画》ゴルフ5つのやってはいけないゴルフクラブフィッティング【5/5】
「ゴルフ5つのやってはいけないゴルフクラブフィッティング」と題して、サイエンスゴルフアカデミー主宰、北市秀男が、やってはいけないゴルフ5つのフィッティングを解説【5/5】
ゴールデンウィーク(2024年)
5月4日(土)〜5月7日(火・定休日)は、お休み致します。
5月8日(水)より、通常どおり営業を致します。
「ゴルフ5つのやってはいけないゴルフクラブフィッティング」と題して、サイエンスゴルフアカデミー主宰、北市秀男が、やってはいけないゴルフ5つのフィッティングを解説【5/5】
フィッターの多くが持っている恐怖、それはクレームでしょう。思想も理想もなく、浅い知識またはマニュアルに沿ってフィッティングをして、なんとか買って帰ったお客が次の日の夕方に再来店。「お前がいいって言ってたこのゴルフクラブ、全然飛ばないじゃないかっ!!」と、クレームに巻き込まれる。時間と労力、そして精神的にも追い込まれてしまう。こういったクレームはできるだけ避けたい。それが店員達の心理、そして組織としての心理でしょう。
そこでフィッティングと言っても、そういった波風が立たないような売り方をする。具体的には「お客が買いたい物を売る」という方法です。一般的なゴルファーの行動パターンは、欲しいゴルフクラブが大体決まっています。一見すると公平な記事のように書かれてはいるものの、実は「広告」として掲載されている悪いことが一切書かれていない雑誌や、ネットの試打レポートなどを読み、格好いいとか、好きなブランドだとか、○○プロが使っていると言った理由で、既に欲しいゴルフクラブがおおよそ決まっているのです。
それを知っているフィッターは「何か決めているゴルフクラブはあるんですか?」などと切り出す。すると「○○とかどうかな~、と思ってまして」という展開に。あとは、その商品を試打させて、せいぜいロフトとシャフトを絞り込むくらい。そうしておけば、ゴルファーの意識は自分でゴルフクラブを選択して買ったことになりますのでクレームも来ない。これで一件落着です。
しかし、これは私が理想とするフィッティングではありません。お客様が欲しかったゴルフクラブを買うために、背中を押しただけに過ぎません。そのゴルファーの未来に合わせ込んだフィッティングとはかけ離れています。「フィッティング」という言葉で同じ括りにしないでいただきたい!そう強く言いたくなるほど乖離があるのです。私は目の前にお客様がいらっしゃる状況で、特定のゴルフクラブをご推奨した場合は必ずその理由を明確に言うことができます。SGAゴルフレッスンスタジオはそういう商売をしています。
さて、ここまで『ゴルフ5つのやってはいけない選択』と称して「ゴルフ5つの絶対やってはいけないクラブフィッティング」のお話を書きました。少々、業界に幻滅されたというゴルファーも多いかもしれません。
しかし、だからこそ当店のような小さなゴルフショップが生き残れているのかもしれません。当店もゴルフクラブを定価で売っているワケではなく、当然値引きして販売しています。しかしそれはネットの価格には勝てません。仕入れは卸しも通さずに、メーカーから直接仕入れています。私のやっていること、私が出している価格のひとつひとつに理由があります。ご理解いただければ必ずご納得いただける範疇の話しだと思います。私は何よりもお客様のゴルフ上達を願っています。それが私がこの商売をやっている意義そのもの、そしてモチベーションの源泉でもあります。
「クラブフィッティングを受けたい」と思っているゴルファーは、志が高いはずです。ゴルフに前向きで真面目な方だと思います。そんなゴルファーにクラブ選びで悔しい思いをして欲しくない。私はそんな一心で、このページをしたためています。何か感じていただけるもの、気付いていただけることがあるといいな~、と思っています。
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