ゴルフクラブメーカーの実態と評価
ゴルフクラブの真実と評価
PING(ピン)ゴルフクラブ評価
PING G20 CFS/R
シャフトは以前のAWTとは随分違うテイストで軟らかく感じる。軟らかいけれどしなり戻ってくる感じが今のところあるのだが、製造が日本シャフトなので、このしなり戻りがどれくらい持続するのか不確定要素を抱えている。これは時間経過を見て劣化を評価していく必要がある。AWTから乗り換える場合は、フレックスの選択に注意が必要だ。
振り抜きがいい感じのシャフトに仕上がっているので、しなり戻りが出やすくヘッドの走りも発生しやすいので、いいスイングリズムで振れているゴルファーは、どんどん振り切れていく感じでいい評価になるだろう。このシャフトではボール初速も速い。私は一般的なアイアンだと、ボール初速は48m/s台なのだが、この組合せのゴルフクラブだと49m/s台なので、初速アップの効果を感じられる。もう少しバックスピン量を減らす打ち方をすればXXIO並みの飛距離にできるので、飛距離を稼ぐという面では頼もしいが、XXIOの様なクラブヘッドでロースピンになるような特殊な重心になっているような感じはない。
このゴルフクラブを総合的に見て価格と性能の整合性を考えると、誰も文句は出ない出来になっていると思えるが、フィーリング面はフェース面を薄くしたということから、フェースの上面でヒットした時には、やや不快な振動がある。練習場では普通では当たらない場所で、コースの芝でボールが浮いたような場所で打った際に、そういったバイブレーションを拾うゴルファーがいるかもしれないので、気になる人はボールを柔らかいタイプにするなどで対応するといいかもしれない。
そこまでやる必要があったか?と思うほど低重心だが、非力なゴルファーにとってはいい方向に転ぶのだろう。前記したような不快振動などは、ヘッドスピードが30m/s台のゴルファーだと感じられないだろうし、大筋このゴルフクラブのターゲットはそういうゾーンだと思うので、これでいい気がする。基本打ちやすい。
G15と比較したクラブヘッドの形状は、上から見た限りでは変わらない印象。バックフェースは大きく変わっていて、CTPのプレート位置なども下がっていたりで重量配分の変更が見て取れる。
2011.8.5
打ち出し角 | 3(5:高い 1:低い) |
---|---|
ボール初速 | 3.5(5:速い 1:遅い) |
バックスピン | 2.5(5:多い 1:少ない) |
つかまり具合 | 3(5:多い 1:少ない) |
打 音 | ノーマル |
操作性 | 3(5:良い 1:悪い) |
シャフトの調子 | 中 |
体力レベル | 2.5~3.5(5:必要 1:必要ない) |
ゴルフスイングの分類 | 全タイプ可 |
※表中の『ゴルフスイングの分類』は、北市秀男式ゴルフスイング6分類に基づいて解説しています。詳細に関しては、表中のリンクから飛ぶことができます。
ピンに関するメーカー総合評価は『PING(ピン)評価評判・口コミ』をご覧下さい。
『ゴルフクラブの真実と評価』をご閲覧頂き、有り難う御座います。ご閲覧頂いたクラブ評価のページは当サイトでも人気のあるページです。
毎日、多数のお客様が各メーカーのクラブ評価を閲覧頂いており、このページを参考にゴルフクラブの購入を考えておられる方もおられると思います。
試打評価を参考にしていただくことは嬉しい事ですが、ゴルフクラブ購入の際、失敗しない為にも必ず試打をして、性能を確認してから、ご購入頂く事をお勧めします。
当店のホームページには
『中古クラブの問題点』
『ネット購入したゴルフクラブの問題点』
『危険なクラブフィッティング』
などの有益な情報もあります。熟読していただき参考にしてください。
クラブを何度買い換えても
ボールが飛ばない…
ボールが曲がる…
安定しない…
などの現象が改善しない場合は、スイングそのものに大きな問題点があると推測できます。
私はそれを見つけ出し改善する事が出来ます。一人で悩まずご相談ください。
サイエンスゴルフアカデミーのクラブフィッティング、ゴルフレッスン内容を知りたい方は
『ゴルフレッスン・スイング改善』
『適切なレッスンコースを知る』
『おすすめゴルフ合宿って何?』
を熟読していただき、ご来店をご検討ください。
《NEXT》→『PING G20 N.S.PRO950GH/S』